人生意気に感ず「日本も世界もトンネルを抜けつつある。前方の光は本物か。バイデンとプーチンの対談は | 中村紀雄オフィシャルブログ 「元 県会議員日記・人生フル回転」Powered by Ameba

人生意気に感ず「日本も世界もトンネルを抜けつつある。前方の光は本物か。バイデンとプーチンの対談は

◇17日午後の本県新規感染者は2人であった。暗雲が動き青い空が広がりつつある。台風一過の感がある。日本全体も世界の大勢も一斉に同様の変化を示し始めた。正に世界の一体化を物語っている。菅総理は16日、沖縄を除いて20日限りで緊急事態宣言を解除する方針を固めた。私たちは今、長く苦しいトンネルの出口に近づいた。前方に見える光は本物に違いない。この光を見ないで途中で倒れた方々を思うと辛い。この際改めて内外の感染状況をかみ締めねばならない。

 県内の累計は感染者7,993人、内死者は149人。日本国内では77万9千500人(1万4千人)。世界では1億7千600万人(382万人)。( )内は死者数である。この数字は今後最終的に終息するまでにどう変化するのか。百年前のスペインかぜの惨状を振り返りながら思う。スペインかぜは今日でいう新型ウイルスであった。その死者は一説に4千万人と言われる。我が国でも45万人、群馬県内に限っても4,400人以上の死者が出た。現代に於ける違いは科学の成果たる優れたワクチンの存在であるが敵も必死で変異して対抗しようとしているので油断は出来ないのだ。

◇緊急事態の全国的な解除に関して、専門家組織の会合の見解が気になる。この会は新規感染者、重症者、死亡者が全国的に減少に転じたと評価する。しかし、会合ではリバウンドに対する強い懸念も相次いだらしい。いずれも事実なのだと思う。高齢者は一般に力が弱いのだから感染したら重症化し命の危険に晒されることになるに違いない。

◇バイデンとプーチンの対談に注目する。対中国では、民主主義対専制主義という構図の指摘が注目されたが、対ロシアも同じだ。今や米中ロの対立が世界の安定にとって非常に重要なのだ。米ロは冷え切っていたが改善の一歩が踏み出せたらしい。バイデンとすればロシアをある程度抑えて対中国に全力を注ぎたいに違いない。バイデン氏はロシアについて「中国に押し込まれつつあり困難な状況にある。必至で大国の存在を占めそうとしている」と語った。これはロシアと日本の関係にも影響することだと感じる。最近北方領土に関して日本への動きを示しつつあるのがロシアである。日本は中国ばかりでなくロシアに関しても重要な役割を果たせるチャンスなのだ。バイデンとプーチンは手を握り合っていた。これはコロナの変化を物語るものであろう。(読者に感謝)