人生意気に感ず「コロナとテロと自衛隊の役割。緊急時の感染者の避難場所」 | 中村紀雄オフィシャルブログ 「元 県会議員日記・人生フル回転」Powered by Ameba

人生意気に感ず「コロナとテロと自衛隊の役割。緊急時の感染者の避難場所」

◇世の中が大きく変化するとはこんなものか。そんな冷めたものも私の心の一角にある。コロナ戦と言われて久しいが自衛隊が動き出して戦いという雰囲気が濃くなってきた。ワクチンの大規模接種が進む中で自衛隊の存在が一段と私たちに近づいてきたようだ。これは、一般市民が国の安全保障を考える上で微妙な影響があるかも知れない。

 自衛隊が動き出してコロナ戦線も変わり始めた。各地の巨大会場での自衛隊関与の光景は壮観ともいえる。菅総理が視察したと言われるが彼の胸には期するものがあるに違いない。目前に迫った五輪・パラ、そして景気の動向、全てがワクチンにかかっている。自衛隊のミサイルがコロナ軍に向けて火を吹く光景が想像される。

◇当面の課題として気になることは五輪・パラと自衛隊である。菅総理は「安全安心」を強調するがそれは当然である。五輪を開くとなれば安全安心は対ウイルスだけでなくそれに劣らずテロが心配である。日本人の平和ぼけはこの点にあった。日本はテロに対して隙だらけと言われる。最近東電の柏崎原発に関して盛んにテロ対策の不備が問題にされているが、政府が大いに心配しているのは五輪に関するテロに違いない。

◇防衛省は25日、国会で五輪・パラに関わる医療従事者として自衛隊の医官や看護師の派遣を検討していると明らかにした。これらの自衛隊関係者は既に東京と大阪の大規模接種センターにも派遣されている。五輪への支援との両立を検討するらしい。緊急時の対応なのにシステムの不備に乗じ、センターに架空の予約を繰り返す悪質な行為があると言われる。防衛省は法的措置も辞さないと決意を示した。トンネルの先に見えだした小さな明かりを力を合わせて守りたいものだ。

◇コロナ禍で自宅療養する感染者が増えている。私はこういう人たちが大災害時にひとかたまりになって避難したらクラスターの惨状が発生するのではと想像していた。ところがこの度、中央防災会議はこの点を防災計画に明記したのだ。自治体が自宅療養者の住環境を調べておき一般の人と分離した避難場所を定めるという。自治体の役割は重大である。危険エリアの把握の重要性はコロナ禍の中で一変した。巨大災害は刻々と迫っている。最近の地震の多さはただ事ではない。政府の対応は遅いというべきである。(読者に感謝)