人生意気に感ず「不正リコールと民主主義。国内ワクチンは3種に。医療従事者の総動員」 | 中村紀雄オフィシャルブログ 「元 県会議員日記・人生フル回転」Powered by Ameba

人生意気に感ず「不正リコールと民主主義。国内ワクチンは3種に。医療従事者の総動員」

◇愛知県知事へのリコール署名偽造は信じがたい酷いものだ。リコール運動の事務局長である元県会議員及びその家族が逮捕された。民主主義の根幹を傷つける事件に元県会議員が中心的役割を果たしたことも驚きである。集めた著名は膨大な量である。このような組織的な運動を、県会議員を2期務めた人物が中枢となって実行したことは地方議員の質を示すものだろう。私も県会議員を長くやった関係上選挙がらみで墓穴を掘った議員の例をいくつも見てきた。今回の愛知県知事のリコール運動では目標の100万に対し選管に提出したのは43万5000筆。そのうち36万2千筆に無効の疑いがあるという。従って真実の署名も多く存在したに違いない。その人たちの政治参加の意思を踏みにじったことは許せない。ある関係者はその人たちのことを思うと涙が出ると語った。リコール一般を恐れさせ正に民主主義を萎縮させるものだ。

◇現在民主主義は危機にある。その一つは投票率の余りの低さである。特に地方議会について言われることだが、議会は首長の追認機関になったと言われる程形骸化が叫ばれて久しい。リコールは選挙という間接民主主義を補うもので危機にある民主主義を救うことに通じるとも言える。

 現在コロナ禍の中で民主主義の危機を特に感じる。地方は民主主義の学校といわれるがそれにつけてもリコールの正しい機能の重要さを痛感する。

◇私は今月29日に1回目のワクチン接種を受ける。全国でワクチン接種が動き出した中で、国内ワクチンの流れが加速することを強く願う。そんな折の朗報が厚労省の国内ワクチン承認である。20日、厚労省はモデルナ社製とアストラゼネカ社製のワクチンにつき「特例承認」による承認を了承した。緊急時の簡略手続きによる。これで既に行われているファイザー社製を含め計3製品になる。身近に伝わる情報では民間の診療所も含め接種の大きな歯車が回り出したようだ。一部で裏社会発と言われる陰謀論がささやかれるがそれも健全な常識の波に流されて姿を消すだろう。世界の大勢は普遍的価値に基づく民主主義の流れである。トランプ前大統領の企業の周辺にも司直の手が伸びつつあるようだ。陰謀論の元締めもやがて姿を消すに違いない。

◇大規模接種に対応する県営接種センターが動き出す。それを支えるのは医療従事者の大量な参加である。民間医療ばかりでなく歯科医師・薬剤師も参加の方向らしい。緊急時の総動員体制が求められている。(読者に感謝)