人生意気に感ず「県の警戒度は4に。全国知事は五輪・パラをどうみているか。インドの感染者は200万 | 中村紀雄オフィシャルブログ 「元 県会議員日記・人生フル回転」Powered by Ameba

人生意気に感ず「県の警戒度は4に。全国知事は五輪・パラをどうみているか。インドの感染者は200万

◇コロナの事態は遂に最悪に近づいている感じである。県は4日から警戒度を最も深刻な4に引き上げることを決めた。私が深刻に感じるのは全国的な非常事態を国民がどう受け止めているかということである。昨日(4日)所用で上武道路から渋川に向けた国道17号を走った。大変な渋滞状態で県外ナンバーも多い。

 群馬県は首都圏と直結している。これはコロナの状況もつながっていることを意味する。首都圏を貫く発達した交通網はコロナの流れを作り出しているのかもしれない。

◇4日の県内感染者は62人であった。感染者の累計は6,298人で死者は104人に達した。この数字がいかに凄いかは過去のそれと比較すると分かる。次は昨年ある時期の数字である。群馬県の数字は644人(累計感染者)、15人(1日の感染者)、19人(死者)。この先どこまで増えるのかを思うと空恐ろしいものを感じる。

◇県内で感染者が60人を超えるのは今日(5日)で7日連続となる。問題は感染状況の内容である。感染力が強い変異株「N501Y」が増えているらしい。クラスターも深刻だ。利根沼田保健所管内の飲食店で客15人の感染がクラスターと判断された。高崎の歯科医院のクラスターは5日計18人となった。世界を席巻しつつあるらしい強力変異株とクラスターの増加の関係も気に掛かることである。

◇世界の感染状況は加速しているようだ。ワクチンの普及が進んでいることとどう関わっているのか。世界の感染者は1億5千万人を大きく超え、死者は321万人以上に達した。感染者及び死者の上位3国は相変わらず米国・インド・ブラジルである。これらは社会や政治の構造と深く関わっているに違いない。なかでもインドの惨状は想像を超えているようだ。感染者及び死者の累計はそれぞれ200万人・22万人を超えた。

◇国内外の感染状況が加速する中で五輪・パラリンピックの開催を危ぶむ声があがり始めた。毎日新聞社が全国の知事にアンケートを行った。その結果は9県の知事が「感染状況次第で中止、延期にすべきだ」と回答した。その他では多くの知事が「わからない」と明確な回答を避けたと言われる。五輪・パラリンピックは刻々と迫る。これからのワクチンの状況等で感染状況が変化すれば判断を保留している知事の判断も変化するだろう。

◇全県警戒度4の下で今月の「ふるさと塾」は残念ながら中止になる。会場が使えなくなるからだ。(読者に感謝)