人生意気に感ず「世界的緊急事態。インドの二重変異株。日本の大規模接種に自衛隊も」 | 中村紀雄オフィシャルブログ 「元 県会議員日記・人生フル回転」Powered by Ameba

人生意気に感ず「世界的緊急事態。インドの二重変異株。日本の大規模接種に自衛隊も」

◇25日に3度目の緊急事態宣言が4都府県に出された。世界に目を向ければ世界全体が緊急事態というべき状況である。世界の感染者は1億4千600万人を超え死者は310万人に迫っている。世界では異常な事態が各地で発生している。世界の一体化が加速する中でそれは直ちに日本に波及すると見なくてはならない。コロナウイルスは絶えず変異をしている。

◇インドの異常事態が報じられている。インドでは1日あたりの新規感染者最多記録が4日連続で更新した。4月25日の感染者は349,691人に達した。医療関係者は二重変異株が感染爆発を招いた可能性を指摘する。専門家はこの変異株は感染力が通常より約20%強いと言っている。このインド型が日本でも21人確認されていると言われる。

◇人類にとってこの大波を切り抜ける鍵はワクチン接種である。これも急速に進んでいるらしい。25日までに世界全体の接種回数は10億回を超えたと言われる。このうち一番接種回数が多いのはアメリカで約2億2500万回である。トランプ前大統領とその支持者がマスクを付けずに強がりを見せていた姿が目に浮かぶ。集団免疫の獲得には7割以上の接種が必要と考えられている。現在のペースだと全世界の75%の接種が完了するのに1年7ヶ月かかる。これを少しでも速めることが全人類にとっての課題である。低所得国の接種が進んでいない。例えばアフリカ大陸だ。ここは世界人口の約2割を占めるが接種回数は何と計1,677回に過ぎない。先日のバイデン・菅会談でも強調されたが豊かな先進国は力を合わせて救いの手を伸ばすべきだ。

◇それにつけても日本の接種回数の遅れは酷い。科学立国を誇る日本がこのような状況にあるのは政治の失敗と言わざるを得ない。手洗い・マスク・礼儀正しいなどの日本の伝統の習慣は確かに強力な武器に違いない。しかし世界を覆うコロナの勢力は遥かに強かった。日本の為政者はこのコロナの力を甘く見ていたに違いない。そのつけが世界一の高齢社会及び目前のオリンピックを痛撃している。

◇この事態に備え首相は「大規模接種センター」を都内に設置する方針である。このセンターは防衛省が運営し自治体とは別に国直轄で実施するという。センターには医師の資格を有する自衛隊の医官等が派遣される。あらゆる手段を使って最大の国難を乗り越える時だ。(読者に感謝)