人生意気に感ず「三連動、5連動の巨大地震と富士山の爆発。日本沈没は幻ではない」 | 中村紀雄オフィシャルブログ 「元 県会議員日記・人生フル回転」Powered by Ameba

人生意気に感ず「三連動、5連動の巨大地震と富士山の爆発。日本沈没は幻ではない」

◇桜島の噴煙と溶岩が凄い。そして伊豆大島近海で地震が頻発している。この地震は南海トラフと関係があるのではないかと多くの人が懸念している。最近の国内外の地震や火山の動きは異常という他はない。そこで私は鎌田浩毅京大大学院教授の「富士山の噴火がスタンバイ」だという警告の意味をこのブログの読者と共有したいと痛感する。

 鎌田氏は「1707(宝永4)年の大噴火は記録に残る富士山の大噴火でマグマの噴出量は第二位だった。それ以来沈黙が続いてきた。この状況を一変させたのが10年前の“3・11”だった」と指摘する。この点は専門家の間で異論はない。その4日後富士山直下で地震が起きマグマの直上に亀裂を生じさせた可能性がある。専門家は肝を冷やしたという。溶岩が出口を求めて圧力を高めている所にナイフを突き刺す状況を私は想像する。奇跡的に大噴火が先に延ばされているところなのだろう。壮大な富士山に天が指先で一押しすれば何百年来の大噴火になるに違いない。その天の指のひと押しが南海トラフなのだ。この状態が「富士山大噴火スタンバイ」である。鎌田氏は地球化学的には「過去は未来を解く鍵」だという。歴史でいう「過去は未来を知る手がかり」と同じことなのだ。過去の重大な例として上の1707年の南海トラフ大地震があった。その49日後に富士山の大噴火が起きたということになる。

◇年表を見ると、1707(宝永4)年10月に南海・東海大地震発生。大阪で家屋1万戸余が倒れ死者約3,000人、11月富士山大噴火とある。この時の地震の規模はM8.6と推測されている。この事実を現代にあてはめればM9クラスの南海トラフの直後に富士山大爆発の恐れということになる。鎌田氏は南海トラフにつき改めて指摘する。プレートがもぐり込んで出来るトラフには「東海地震」、「東南海地震」、「南海地震」の三つの震源域がある。そして過去のデータから三回に一回は三つが全て連動して発生することが分かっており次に予想されるのはその三回に一回の番だという。鎌田教授は更に信じがたい予想をする。近年の研究の結果三連動では済まず、宮崎県沖の震源域と四国・近畿圏の南にある震源域も連動する「五連動地震」の恐れがあるという。このような可能性の分析の上で「富士山は必ず噴火する」と警告する。私はかつてベストセラーになり映画化もされた小松左京の「日本沈没」の実現化を想像する。日本は累卵の危機にありその時は近づいているのだ。(読者に感謝)