人生意気に感ず「変異株は瞬く間に。イギリスの激変。近づく解散のムード」 | 中村紀雄オフィシャルブログ 「元 県会議員日記・人生フル回転」Powered by Ameba

人生意気に感ず「変異株は瞬く間に。イギリスの激変。近づく解散のムード」

◇コロナ情勢が新たな危機の段階に入っているようだ。大阪を中心に関西に大きな渦が生じた。関西の状況は直ちに関東に波及する。関西と関東は激しい人の動きで連動しているからだ。そこで都は「関西との不要不急の往来を極力控える」の措置に乗り出した。この時期に人の流れをコントロールするのは非常に困難なことだ。人体に例えるならその重要部分を繋ぐ動脈を塞ごうとするのだから。関西で猛威をふるうウイルスはイギリス型の変異株らしい。

◇そのイギリスで感染も死者も劇的に減少している。ワクチンの効果に違いない。一時は1日1,300人を越えた死者数が20人に減った。ワクチン接種が順調に進んでいる効果に違いない。このことは重要なことを示唆している。日本でもワクチンがカギであるが、確保できるワクチンの量に不安があるのだ。どこの国でもワクチン確保は自国第一である。日本は国産ワクチン産業育成に危機意識をもって臨まなかった。国の政策の失敗である。日本は当初先進国の中で奇跡的に感染者が少なかった為に油断が生じた。大詰めに来て状況が一変しつつある。イギリス型の変異ウイルスが瞬く間に全国を席巻しつつあると考えねばならない。今は外交力に頼らざるを得ない。河野太郎担当相も必死である。菅さんのバイデンとの初対面でもコロナ対応、つまりワクチンのことが重要な課題の一つになるに違いない。

 前橋市ではいよいよ12日からワクチン接種が始まる。先ずは高齢者施設に入所、入居している約7,000人とその職員約5,000人が対象である。高齢者施設に於けるクラスター発生が喫緊の課題になっている。施設以外の高齢者約96,000人の接種は5月の中下旬の見通しである。高齢者は重症化しやすい。超高齢社会でやっと生きている人たちは多い。この人たちにとってワクチンは命の綱である。

◇菅さんが衆院解散に触れ始めた。解散が出来ないで任期の終わりを待つことは有り得ないと思う。しかし今回はコロナ禍の選挙ということで極めて異例な選挙となる。勝負はワクチンの効果にかかっている。天下の一大事がウイルスとコロナに左右されるとは前代未聞。菅さんの面白い運命の巡り合わせというべきだ。改めて渡米してバイデン氏と何を語るのかに注目される。そのことにやきもきしているのは中国の習主席に違いない。(読者に感謝)