人生意気に感ず「第4波に入りつつある。クラスターの多様化。豚埋設の光景。議長に提言を届ける」 | 中村紀雄オフィシャルブログ 「元 県会議員日記・人生フル回転」Powered by Ameba

人生意気に感ず「第4波に入りつつある。クラスターの多様化。豚埋設の光景。議長に提言を届ける」

◇コロナを巡る状況は激しく複雑に変化している。入り乱れ飛び交う情報の中で、多くの人々はどの情報を信じたらよいか迷っているのが実情だ。情報過の中、情報に流され溺れる人々。

 感染拡大の「第4波」に入りつつある。全ての都道府県で増加しているが特に関西が酷い。コロナ側にもし戦略本部があるとすれば関西を攻撃することで撹乱戦術をとっているのかも知れない。吉村府知事は「これ迄にない位急拡大している」と危機意識を現している。例の尾身会長は国会で「東京も大阪のような状況になる可能性がある」と警鐘を鳴らした。万葉の古代から変わらない花の季節である。それに現代社会の特色である年度末の「人流」が重なった。各地で医療非常事態宣言が出されようとしている。

◇クラスター(感染者集団)が多様化している。人間は社会的存在だから「集う」ことは本性のようなもの。仕事で趣味で、それは不可避だ。クラスターが多様化していると報じられているが当然だ。太田の事業所で5日、クラスターが発生したが、それは全国の象徴といえる。あらゆる集いにクラスター発生の可能性があると考えねばならない。高齢者中心の昼間のカラオケでクラスターが発生したと報じられた。

◇昨日(7日)殺処分の埋設現場を個人的に視察した。地域の人から相談が寄せられていたからだ。このあたりは私の少年時代に通学路があった。昭和22年のキャサリン台風で落ちた橋もあるし、平成13年に狂牛病が発生した私の同級生の家も近い。ブルーシートの間から見える光景は悲惨である。赤城山を背にした旧宮城村は緊急事態下にあった。豚も憐れ、人間も憐れである。

◇昨日、私が代表を務めるミライズクラブでまとめた議会改革の提言を萩原渉議長に届けた。提言の一つに「地方自治法の規定に基づいた議長任期の運用」がある。法律は議長の任期は4年なのに一年で交替する習慣が当たり前のように定着している。このことが議長及び議会の存在を軽いものにしている。コロナの変身が叫ばれているが今こそ議会が変身の時である。

 議長との話の中で話題が1918年のスペインかぜに及んだ。これは今の新型ウイルスに当たるもので、群馬県でも4年間でおよそ4,500人もの死者が出たが忘れ去られている。かつて私が議会で歴史に学ぶべきだと警鐘を鳴らしたことが懐かしく思い出された。(読者に感謝)