人生意気に感ず「ゴーンを助けたグリーンベレーの逮捕。女性理事12人の意味。五輪開催は平和のために | 中村紀雄オフィシャルブログ 「元 県会議員日記・人生フル回転」Powered by Ameba

人生意気に感ず「ゴーンを助けたグリーンベレーの逮捕。女性理事12人の意味。五輪開催は平和のために

◇ギャング映画に登場する凶悪犯人のような顔、そして私が最も嫌悪する現実の顔の一人。それは日産元会長カルロス・ゴーンである。事実は小説よりも奇なりというが保釈の身でありながら楽器の箱に隠れ巨額の資金を使い国外に脱出した。これを助けたのが何と「グリーン・ベレー」だというのだから驚きだ。そのグリーン・ベレーの元隊員等が逮捕され日本に移送され、小菅の東京拘置所に収容された。日本の検察は「米当局に多大な協力を頂き感謝したい。ゴーン被告についても手段を尽くしたい」と語った。日本の司法の恥は日本国民の恥である。是非手段を尽くして欲しい。金があれば何でもできるという見本を放置することは日本の治安にとっても大きなマイナスである。日本の司法の毅然とした姿を世界に示す時である。

◇五輪・パラリンピック組織委の女性理事12人が新たに選任された。森前会長の女性蔑視発言に始まったゴタゴタがようやく大きな山を超えた感じだ。橋本聖子会長の下で陣容の女性パワーが世界に発信するイメージは大きい。五輪マラソン金メダリストの高橋尚子やパラリンピックの金メダリストの大日方邦子等の顔が陣容に輝きを添えている。満身創痍の組織委が息を吹き返しつつあることを感じる。

◇五輪開催を平和のためにと反対する人が少なくないが、私は「平和のために」実現したい。五輪精神の究極にあるものは人類の平等である。人種・性・肌の色・国境を超えて手を繋ぐことである。歴史は繰り返す。第二次世界大戦から76年が経過し今世界の平和が脅かされている。それはかつてのヒトラーのように自国第一を考える偏狭なナショナリズムが台頭しつつあるからである。五輪はそれを乗り越える大きな契機である。世界を覆うコロナに打ち勝つためにも世界は手を繋がねばならない。世界が開催のためにギリギリ協力することにも大きな意義がある。日本の女性がそのために大きな役割を果たすことは素晴らしい。これは日本が大きく変わる契機となるに違いない。

◇世界の感染者は1億1千万人を超えて増え続けている。始まったワクチン接種がこの流れに変化を生じさせるか否か私は大きな関心をもって世界の情勢を見ている。アメリカ・インド・ブラジル・ロシアの感染者の順位は変わらないが、この上位国のうちアメリカのみがわずかながら減少というニュースに驚いている。アメリカに何かが起きている現われなのか。見逃せないものが動きだしたのか。(読者に感謝)