人生意気に感ず「感染者が減少傾向に。個別接種の意味とは。県会も市議会も使命を発揮の時」 | 中村紀雄オフィシャルブログ 「元 県会議員日記・人生フル回転」Powered by Ameba

人生意気に感ず「感染者が減少傾向に。個別接種の意味とは。県会も市議会も使命を発揮の時」

◇コロナ戦線に変化の動きが見られ始めた。日本各地の感染者数が減少に転じたのか。待っていた春の訪れは現実か幻か。息を呑む瞬間である。世界的な動きとしてワクチンの接種がある。最大の感染国アメリカで接種の巨大な歯車が動き出した。バイデン大統領は行政に対し、もっと早く接種を進めよと号令を発している。トランプ前大統領の下でワクチン対策が大幅に遅れていたことが悔やまれている。

 日本は感染状況が下火になりつつある時に接種が具体的になってきた。医療崩壊が叫ばれる中で医療従事者による接種は現実にうまくいくのか大いに気になるところである。接種の具体的な手順等につき政府内で注目すべき動きが出始めている。

◇政府は当初集団接種を想定していたが、現在それとは別に身近な医療機関による個別接種が急浮上しているという。現実に東京の練馬区が先行事例としてうまくいっているらしい。特に高齢者にとって遠くの会場までいかなくてもよいという利点がある。また、もう一つの利点は医療従事者対策である。集団接種と比べ医師や看護師を集める必要がなくなり格段に準備が楽になる。地域の通い慣れた医療機関で受けられるとなれば当然だ。また密も回避できる。私は親しいかかり付け医がいるのでここで接種できるとなれば相談しながら受けられるので安心だ。是非個別接種を進めて欲しい。

◇私は毎日の県内感染状況に注目しているが8日現在の数は新規14人である。毎日40人~50人という数字に深刻な思いだっただけに14人に驚くと共にこの状況が続くことを祈っている。この状況の上でワクチンの接種が実現すればその効果は大きいに違いない。百年前の新型インフルエンザ(スペイン風邪)の時は一端おさまるかに見えると上昇に転じることが繰り返された。今回の事情の違う点は一つにはワクチンであろう。

◇山本知事は2021年度の当初予算案を内示した。「新型コロナ封じ込め加速予算」と銘打っている・「コロナを封じ込め県民の命と健康と暮らしを守ることが最優先課題」と決意を述べた。その点前橋市議会も同様である。図らずもコロナによって地方議会が使命を発揮する時を迎えることになった。コロナと共に、そしてコロナ後を見据えた活発な議論が切に望まれる。(読者に感謝)