人生意気に感ず「1年で1億人の感染者。コロナナショナリズムの打破を。市議選スタートと選挙クラスタ | 中村紀雄オフィシャルブログ 「元 県会議員日記・人生フル回転」Powered by Ameba

人生意気に感ず「1年で1億人の感染者。コロナナショナリズムの打破を。市議選スタートと選挙クラスタ

◇コロナの軍勢は新しい武器を手にして絶え間なく押し寄せている。直近の恐怖は変異したコロナの市中感染が広がっているらしいことである。厚労省は変異ウイルスの感染者が20日に64人に達したと報じた。その中にはイギリスへの渡航歴のない市中感染者が15人もいるといわれる。この事実は群馬県にも変異ウイルスが潜入していることを推測させる。私たちは、その事実ありとして備えねばならない。

◇埼玉医科大の岡教授は第四波への備えを訴えている。この人は昨年11月、いち早く第三波を予見した人である。私は、第四波は上に記したような変異ウイルスの存在を考えるとより深刻だと思う。そして、第三波までの経験を活かすべきことが重要である。岡教授はこれらの点を踏まえて、医療従事者及び自宅療養者の対策を訴えている。医療崩壊が叫ばれ続ける中で医療従事者の役割分担は極めて重要だ。また、医療崩壊と密接な問題として自宅療養者の死亡が相次いでいる。岡教授は保健所の対応には無理があると指摘する。地域の開業医との連携が不可欠だというのだ。その通りだと思う。適切な時期に開業医が治療に介入することで自宅に居る人の重症化を防ぐことが出来るに違いない。開業医の存在は地域社会の宝である。この連携の仕組みは行政が指導しなければ実現不可能である。このような開業医と保健所との連携は迫るワクチン供与の問題と不可分ではなかろうか。

◇ワクチン接種の準備状況が非常に遅れているらしい。緊急事態宣言が出されている11都府県33の自治体についての毎日新聞の調査状況が報じられている。ワクチン接種にあたる医師の確保ができた所はゼロで、ほとんどが調整中である。

 医療崩壊と不可分の問題であるが更に行政(政府)の不手際といえる状況がある。政府は当初高齢者への接種を3月下旬と言っていたが4月1日以降に改めた。地方自治体は予算措置、その他対応の変更を迫られそれが間に合わないのだ。私は非常時の異常な覚悟で事に当たるべきだと思う。昭和20年8月5日前橋空襲では多くの人(535人)が死んだ。そのことを念頭に於いて救える命を救わねばならない。山本市長は突破力のある人だ。市議選立候補者にもその覚悟が求められる。

◇ワクチン接種が現実に始まる時が来た。非常に心配なのは外国人の対応である。私が関わる日本アカデミーの留学生も心配している。