人生意気に感ず「菅政権はもつか。生臭い選挙の動き。救いの道はワクチンに。中国の注目すべき動き」 | 中村紀雄オフィシャルブログ 「元 県会議員日記・人生フル回転」Powered by Ameba

人生意気に感ず「菅政権はもつか。生臭い選挙の動き。救いの道はワクチンに。中国の注目すべき動き」

◇天下大乱の様相は益々加速している感がある。首相の心の芯はこの嵐に耐えられるのか私は心配である。嵐の中心にコロナの爆発的増加と支持率急落があり、この二つは連動している。そしてこの二つの要素に深く結びついているのが秋の総選挙である。菅総理で勝てるかが実は政局の深層部でうごめき出したと思われる。総理の心中にあるのは自ら宣言した「一ヶ月での終束」とオリンピック・パラリンピックの実現に違いない。しかし、「一ヶ月」は無理というのが専門家の一致した見方である。爆発的感染がこのまま続けばオリンピック・パラリンピックも難しい。このような状況下で菅さんの次を狙う動きも見え隠れ始めた。福岡の高級ふぐ店で石破茂が参加した会食が週刊誌でスクープされた。「石破よ、お前もか」の動きも極めて暗示的である。

 菅総理が無理を承知で一ヶ月でステージを一つ下げると決意を語った真意には別の狙いがあるのだろうか。世論の大勢はコロナの封じ込めは無理と思っている。残る道は極力抑えつつ、コロナと共存する選択肢である。共存と言ってもコロナに対して優位を維持した共存で無ければ世論は納得しない。その切り札として期待されるのがワクチンである。この接種が欧米で始まった。日本でも間もなく動き出す。正に神の手の感がある。日本も含めて世界中が使い始めれば事態が動く可能性がある。日本の世論も動くだろう。

◇今月25日、私は日本語学校の留学生を対象に講演をする。中心の話の中には勿論コロナがある。アジアではインドネシアがだんとつで酷い。ここで中国が開発したワクチンの接種が始まったらしい。アメリカの地獄の如き状況と比べ中国の動きには目を見張るものがある。私は多少無理しても日本はワクチン接種を進めるべきだと思う。2009年の時の新型インフル上陸の際、接種の優先順位を私は議会で問題にした。今回も当然問題になるが優先の第一位は医療従事者である。「ワラにもすがる」という諺がある。アメリカはこの心理に支えられて各地で大規模な接種が始まっている。ワラは現代に置き換えればワクチンである。世界の一体化は良い方向にも直ちに作用する。一気に新しい動きが生じオリンピックが可能になるかも。菅さんの心を支えているものは、この辺にあるのかも知れない。(読者に感謝)