人生意気に感ず「中国帰国者協会前会長夫妻のこと。アメリカ大統領交替劇はドラマチック。トランプのお | 中村紀雄オフィシャルブログ 「元 県会議員日記・人生フル回転」Powered by Ameba

人生意気に感ず「中国帰国者協会前会長夫妻のこと。アメリカ大統領交替劇はドラマチック。トランプのお

◇全国紙の群馬の面で清水夫妻のことが大きく報じられた。清水忠和さん妻真澄さんは、中国帰国者協会の関係で長いこと大変お世話になった。私は現在も同協会の顧問である。この人たちは日中間の悲劇に翻弄された人生を送った。現在中国が大きく変化して世界に覇権を示そうとするにつけ、かつての満州国及び満州移民を振り返る。私はかつて清水さんたちが長く暮らした黒竜江省の海倫県を訪ねたことがある。ハルビンから数百キロ奥地の小さな集落では粗末な家が黒い泥の海のような中に音もなく立っている。放し飼いの豚が泥をこねるように走っていた。一軒の家に入ると暗い土間にカマドが並び、裸電球が下がっている。土間に続く床に一人の老婆が寝ていた。このあたりは飲用の地下水にヨウ素が含まれているため、人々は膝や手の節が侵される風土病に苦しんでいた。あれから20年近く経った。著しい近代化の波はあのあたりの状況を一変させているに違いない。ハルビンでは731部隊の跡も見えた。満州の荒野で苦しんだ人々は恩讐を超えて日中間の絆の役割を果たしている。清水夫妻は帰国者の間で人望があり会長の役割を実によく果たしてくれた。

 この夫妻を支えた一人である松井かずさんの数奇な運命について「炎の山河」で書いた。これら歴史の生き証人も高齢となり次々と世を去っている。私は群馬県日中友好協会会長として現在、厳しい米中の間に立たされている。その時、常に満州で苦しんだ人々のことを忘れてはならないと思うのである。

◇事実は小説より奇なりと言うがアメリカの大統領交替劇は信じがたい程ドラマチックである。巨大な歯車が回る中で破天荒な暴君トランプ氏も追い詰められた断末魔の悲鳴をあげている。国会議事堂に侵入した暴徒の事件はやがて信じがたい全貌が明らかにされるだろう。

 このような状況下でトランプ氏の面白いニュースが報じられている。UFOなどの状況開示をトランプ氏が命じたというのだ。最近アメリカ政府がUFOの情報に正面から取り組む姿勢を見せていた矢先で、メディアはトランプの「置き土産」として注目している。かつてケネディが開示を命じたがその直後に暗殺され実現できなかった経緯がある。宇宙人のことも含めFBI・CIAは多くの極秘情報を有している。発表の期限は6月25日である。情報は本来国民のものであるが、この情報は全人類が注目するものだ。コロナの行方と共にハラハラの感がある。(読者に感謝)