人生意気に感ず「全県警戒度4の衝撃。毎日新聞連載の今後。ふるさと未来塾の今月は残念」 | 中村紀雄オフィシャルブログ 「元 県会議員日記・人生フル回転」Powered by Ameba

人生意気に感ず「全県警戒度4の衝撃。毎日新聞連載の今後。ふるさと未来塾の今月は残念」

◇18日の朝刊一面に驚く。「全県警戒度4、県民に外出自粛要請」とあるからだ。早速いくつかの行事予定の変更判断に迫られた。先ず、栃木県松木村視察及び「ふるさと未来塾」である。

 松木村視察は私が代表を務める「ミライズ」の行事。田中正造の原点と鉱毒問題の根っこに迫るのが目的だった。小型バス一台で古河側の特別の計らいで実現することになっていた。毎日新聞(群馬版)連載中の「死の川に抗して・よみがえる田中正造」が意外に好評らしい。それでは死の川の源流を見て田中の原点を肌で感じて来ようということになった。

◇ここで連載の今後の流れを簡単に述べたい。新年は1月9日の第30回から始まる予定であるが、第32回からは若干趣を変える。田中と関わりが深かった4人の人物を取り上げ、その人間関係を通して田中にスポットを当てようと思う。4人とは黒澤酉蔵、荒畑寒村、幸徳秋水、古河市兵衛である。黒澤は血気の「水戸っぽ」で、田中の天皇直訴に衝撃を受け田中の懐に飛び込んだ。数え年17歳。荒畑は若干20歳の時「谷中村滅亡史」を一気呵成に書いた。この書は発刊即発売禁止となった。幸徳秋水は大逆事件に連座して刑死した人物。天皇制を否定する人が天皇にひれ伏して奉る文を書いた。自分の名は出さないにしろ大変な決断であった。古河は悪魔の鉱山王の如く呼ばれたがその実像には見るべきものがあった。渋澤栄一との間には信頼の絆があった。古河に誘われて暗い坑道に入った渋澤の姿には胸を打つものがある。

 大まかな予定では8月いっぱいかかると思う。その頃、コロナとの決着はついていることを願うが天下大乱の兆しはコロナだけではない。天変地異の不気味な兆候が生じている。

◇12月26日(土)の「ふるさと未来塾」も中止を決定した。20年以上も、現職時代の選挙の時以外はほとんどが休まない私の舞台であるがやむを得ない。多くの会員に改めて中止の知らせを出した。タイム誌の「今年の人」、独誌シュピーゲルに「今年の負けた人」、「はやぶさ2の快挙」などを今年の出来事として語るつもりでいた。タイムの表紙はバイデンとハリス。シュピーゲルの表紙はイラストのトランプが血がしたたる自由の女神の首を下げている。アメリカ社会の病める深淵は南北戦争以上かも知れない。最後は11月28日、寒気の中で棚下不動滝に打たれる私の姿である。高齢社会をこのように乗り越えようと訴えるつもりだった。(読者に感謝)