人生意気に感ず「ふるさと塾で“トランプ劇場の終宴”と“バイデン劇場の開宴”を取り上げる予定」 | 中村紀雄オフィシャルブログ 「元 県会議員日記・人生フル回転」Powered by Ameba

人生意気に感ず「ふるさと塾で“トランプ劇場の終宴”と“バイデン劇場の開宴”を取り上げる予定」

◇今月のふるさと未来塾(21日土曜日)のテーマは「トランプ劇場の終宴とバイデン劇場の開宴」である。歴史の歯車が大きく回ったのだ。劇場を取り囲むコロナ軍団はいよいよ勢いを増している。状況がバイデン勝利に展開することは多くの人が予想していた。しかし中には違う見方をした人も多かった。その中でも私が注目した見解はエマニュエル・トッドの「それでもトランプは再選する」であった。この人はトランプの再選がアメリカのためにも世界のためにも良いのだと主張している。その見解は耳を傾ける価値があると思うので、私の考えを交えて皆さんに紹介するつもり。その他はトランプ氏によって解任された元国連大使のボルトン氏及び元国務長官のマティス氏である。ボルトン氏は最近出版の著書で「トランプには哲学がない」、「私はトランプの正体を見た」と述べた。そして、マティス氏は建国の歴史に基づいて「トランプはアメリカの脅威だ」、「アメリカは団結することで強くなれるのにトランプは分断をすすめた」と強く非難した。このマティス氏の訴えは非常に貴重なもので、バイデン次期大統領の掲げる基本理念に直結するものである。従って、この点について塾ではアメリカの歴史に結び付けて少々詳しく話すつもりである。これらを通して、トランプ氏の没落が必然のものであり、ヨーロッパの同朋がバイデン氏の勝利を躍り上がって喜んだことが理解できる筈。

 バイデン氏の当選を喜んだヨーロッパの首脳の中で注目すべき人はドイツのメルケル首相である。この人は立派な哲学と強い意志を備えてドイツ国民の強い信望を得ている政治家である。そして私が関心を持った点として環境、移民、人権などに強い信念を持ちこれらについてトランプ氏の方針との違いを貫いていたことである。ある一枚の写真に私は衝撃を受けた。それは両手をつくように身を乗り出してトランプ氏に迫る女性の姿で、傍らには当惑したように立ち尽くす我が安倍前首相の姿。この女性こそメルケル首相なのだ。ドイツは福島第一原発事故を機に原発ゼロの実現を目指している国であり、また第二次世界大戦におけるユダヤ人大虐殺の反省から立ち上がった国である。これらからもこの国が環境や人権に敏感なことが理解できる。メルケル首相はバイデン当選に際しいち早く祝意を送り、その中で一緒に手を組んで仕事が出来る喜びを伝えた。今回のふるさと塾は地球規模で広がるいくつものテーマを簡潔にまとめ、私の歴史感覚で易しく話すつもりである。お誘いあわせの上是非御参加下さい。(読者に感謝)