人生意気に感ず「黒人女性副大統領出現の意義。新大統領と人類の危機。日中友好協会に青年部が」 | 中村紀雄オフィシャルブログ 「元 県会議員日記・人生フル回転」Powered by Ameba

人生意気に感ず「黒人女性副大統領出現の意義。新大統領と人類の危機。日中友好協会に青年部が」

◇振り返ると私はこの一ヶ月程、連日のようにこのブログで大統領選を書いてきた。全世界がコロナに襲われる中で。今、その黒い空の一角が割れて青い空に陽光が射し始めた。バイデン・ハリス両氏の登場は私の胸に広がる陽光である。全世界の自由を求める多くの人々が同じ思いで受け止めたに違いない。

 現在人類が直面する未曾有の課題は全世界が力を合わせなければ道は開けない。トランプ氏の「アメリカ第一」はこの道に逆行するものだった。課題は様々だが最大のものは地球温暖化とコロナへの対策である。南極の氷は溶け海面の上昇は止まらず、コロナに関しては世界の感染者5,000万人を、死者は125万人をそれぞれ大きく超えなお勢いを加速させている。バイデン氏は気候変動について「人類存続にかかわる脅威」と表現したがコロナに関しても同じ思いに違いない。

 バイデン氏の叫びは危機に直面した世界の人々に勇気と希望を与えるものである。勝利演説でバイデン氏の姿に劣らず注目すべきことがあった。女性初の副大統領となるハリス氏である。弾けるような笑顔は太陽を思わせる。日本には「太古女性は太陽であった」という言葉がある。アメリカは移民の国であり黒人奴隷の歴史を持つ国である。黒人女性ハリス副大統領の実現に、私はオバマ元大統領の登場に劣らない衝撃を覚えた。彼女は演説で訴えた。「私は最初の副大統領になるが最後にはならない。なぜなら全ての少女が可能性を目の当たりにしたからだ」。米メディアは「歴史的演説」と絶賛した。アメリカだけでなく全世界の女性に勇気を与えたに違いない。女性の活力は男性を鼓舞する。その意味でハリスの出現は世界の男性の活力源でもあるのだ。

 日本国憲法は人間尊重を大きな基盤とし。その14条は「人種の差別」を否定する。今回のアメリカの出来事は日本国憲法にも大きな力を及ぼすものと私は信じる。

◇昨日10日、群馬県日中友好協会は青年部の立ち上げを行った。名称は「青年委員会」で、目的は「日中友好活動の発展と継続、ひいては世界の平和と安定に寄与すること」。委員長には岸川知己君が就いた。私は群日中の会長としての挨拶でアメリカの大統領選に触れた。新大統領の国際協調主義は米中の関係にも良い影響を及ぼすに違いないということである。米中の間で日本の役割は増大するが青年部結成の意義は大きい。(読者に感謝)