人生意気に感ず「期日前投票が語ること。各国首脳のトランプ離れ。私の80歳誕生会」 | 中村紀雄オフィシャルブログ 「元 県会議員日記・人生フル回転」Powered by Ameba

人生意気に感ず「期日前投票が語ること。各国首脳のトランプ離れ。私の80歳誕生会」

◇大統領選の期日前投票数が記録的に増加している。26日までに6,470万人超に達したというから驚きである。そのうち約4,380万人が郵便投票であるという。その主な理由はコロナへの恐れに違いない。期日前投票の多さは今回の選挙に対する関心の高さを窺わせる。私たちの最大の関心事はどちらが勝つかである。総じて民主党のバイデン優勢が伝えられるが私たちが得られるのは限られた情報である。期日前投票の数は情勢の推移を雄弁に語る。出口調査その他により実際の動きは遥かに進んでいるに違いない。世界の主要国にとってアメリカの次期大統領が誰になるかは国家的利益と結び着く重大事である。恐らくあらゆる手段を駆使して情報を集めているだろう。

 そのことを窺わせる主要国の興味ある動きが伝えられている。現職のトランプ氏に距離を置き始めバイデン氏に近づいているという。ロシアのプーチン大統領、イギリスのジョンソン首相、イスラエルのエタニエフ首相等の動きである。中でも面白いのはプーチンの動き。バイデンの次男の疑惑を否定しているのだ。ロシア関係のビジネスで不当な利益を得ていることをトランプは必死で追求しようとした。プーチンはそれを明確に否定した。プーチンの態度は何を意味するかは明らかである。バイデンに接近する動きは与党の共和党内にも出始めた。主要な上院議員がバイデン支持を打ち出している。ある共和党の重鎮の言葉「私は国を選ぶ」は私の胸を打つ。アメリカ最大の国難に直面し国家を救うのが誰かという視点を表明した言葉であるからだ。この文を書いている時にもアメリカのコロナの猖獗(しょうけつ)は進む。

◇明日30日は私の誕生日。国内外の大変な時に私は満80歳を迎える。私の人生の歩みはささやかな歴史であるが、私にとっては激流の中の木の葉であった。昨夜数人の同志が誕生祝いをしてくれた。「人生を振り返って最大の喜びは」と訊ねられた。様々な出来事が甦る。私は「初当選です」と答えた。西片貝町の赤城県道沿いの田圃は支援者の歓声が響き興奮の渦であった。各紙は「中村市初陣を制す」と報じた。その夜私は恩師林健太郎先生に報告した。先生は前年の県民会館の集会に出席し、「歴史を活かした政治家になれ」と励ましてくれた。元東大総長の言葉はその後の私の人生の道標となった。先生は平成16年91歳で世を去られた。(読者に感謝)