人生意気に感ず「ふるさと塾に珍客。それでもトランプは勝つのか。フロリダとアリゾナ両州は」 | 中村紀雄オフィシャルブログ 「元 県会議員日記・人生フル回転」Powered by Ameba

人生意気に感ず「ふるさと塾に珍客。それでもトランプは勝つのか。フロリダとアリゾナ両州は」

◇24日の「ふるさと塾」は新たな状況のコロナ禍にも拘わらず盛会だった。新たな状況には日本アカデミーの件がある。留学生にコロナが増え、私の感染を懸念する人もいると思えるのだ。注目すべき出席者が何人かいた。その中に尾身朝子代議士、平塚群大学長の姿も。尾身さんは最後までメモを取りながら熱心に耳を傾けていた。終わりの部分で極く短い時間を提供しコロナについて発言してもらった。この人は来年のオリンピックに触れコロナ対策に万全を期しながら経済再生にも繋げることを述べた。お父さんの幸次氏はその現役時代、私は長く選対本部長としてお世話になった。その他私が驚いたのが出席者に私の長男周平の小学生の時担任だった先生が居られたことだ。実は過日この方から突然電話を頂いた。私が周平のことを書いた「遥かなる白根」を久しぶりに読んで夜眠れなかったといっておられた。

◇塾のテーマは大統領選の行方を探るということもあって自然熱が入った。話をしている間にもアメリカでは熱い戦いが展開されていると思った。「それでもトランプが勝つ。それがアメリカにとっても世界にとってもむしろ良い」というエマニュエル・トッドの主張及びその論拠にも触れた。私個人としては最早トランプの小細工は通用しないと考えている。そのことを女性及び高齢者の動向を取り上げて話した。

 女性に関する変化としてアリゾナ州のある町の女性弁護士の動きを紹介した。この町は伝統的に共和党が圧倒的である。この女性はトランプの行動を見て独裁者のようだと大きな危惧を抱いた。トランプ氏のせいで差別主義者がその考えを隠そうともしなくなったと感じたのだ。バイデン氏の票を一票でも増やそうとバイデン応援を示すプラカードを持って毎日道路に立った。アリゾナ州では今バイデン支持の女性が増えている。コロナの状況も女性を後押ししている。コロナに罹患した高齢者や子どもを守るのは主に女性の役目である。このような女性の変化は全米に広がっていると言われる。

 高齢者層の変化はフロリダ州に現われている。フロリダはアリゾナと共に激戦州であり共和党が強い所。富裕な高齢者が集まっているがこの人達はコロナの猛威を恐れている。コロナのリスクは高齢者に高いからである。トランプ氏はコロナを軽視して恐れるなと言うが、高齢者はこれを受入れることは出来ない。ある高齢者は「トランプをホワイトハウスから追い出したい」と言った。この動きも全米的になっている。(読者に感謝)