人生意気に感ず「人生の歴史に残るふるさと塾を。燃える大統領選。遂にオバマ前大統領までが」 | 中村紀雄オフィシャルブログ 「元 県会議員日記・人生フル回転」Powered by Ameba

人生意気に感ず「人生の歴史に残るふるさと塾を。燃える大統領選。遂にオバマ前大統領までが」

◇明日24日は「ふるさと未来塾」だが記念すべき講義の日になる。一週間後の30日に私は満80歳を迎える。そういう心の問題もさることながら世紀の世界劇場ともいうべきアメリカ大統領選を扱うからだ。コロナ禍の選挙ということで格別の意味を持っている。トランプ氏は特異な人物で正に怪物である。米メディアの世論調査では民主党のバイデンがどの州でも優勢らしい。しかしトランプ陣営にはなり振り構わぬ凄まじいものがある。私の目には南北戦争の時のようなアメリカを分断した内乱に見える。トランプ氏の大統領としての言動は異常であった。トランプ氏が再選されればアメリカの民主主義は消えるという意見がある。その一方でトランプでなければアメリカが直面する難局は乗り切れないという見方も現実論として強い。

◇信じがたいサプライズが続く。コロナを軽視してきたトランプ氏がまさかの陽性となった。陸軍病院に入院したと思ったらわずか3日で不死鳥のように退院した。その姿に支持者は熱狂的な声援を送っている。しかし最近、このトランプ氏の動きに止めを刺すかの如き動きも伝えられる。それは女性と高齢層のトランプ離れである。トランプ支持者の熱狂ぶりはかつてのナチスのヒトラーとその支持者を思わせる。

◇私は学生の時、中屋健一の「米国史」のゼミに出ていた。ふるさと塾に備えてその著を通読した。懐かしい言葉が甦る。それは独立宣言の文言である・「すべての人は平等に造られ造化の神によって譲ることのできない権利を与えられている。その中には生命、自由、幸福追求の権利がある。それを守るために政府がある」。トランプが国の分断を煽るのはこの政府の役割を踏みにじるものだ。民主主義の危機とはこれを指すものである。

◇アメリカの独立宣言の理念は人類普遍の価値であるからアメリカの民主主義の危機は世界の民主主義の危機に他ならない。コロナに勝つには全世界の協力が不可欠である。明日の塾はこのようなことを胸に置いて語ろうと思う。

◇激しく燃える上がる対決を象徴するような出来事である。民主党前大統領が聴衆の前で応援演説に立ったのだ。過去に大統領を務めた人が現職大統領を批判するのは極めて異例なのだ。「自分の予防ができぬ人間が国民を守ることは出来ない」と発言した。(読者に感謝)