人生意気に感ず「コロナに追い詰められる女性。性を売る女子大生。コロナ後の社会は」 | 中村紀雄オフィシャルブログ 「元 県会議員日記・人生フル回転」Powered by Ameba

人生意気に感ず「コロナに追い詰められる女性。性を売る女子大生。コロナ後の社会は」

◇某大手新聞の一面の半分以上を占める記事に驚いた。19歳の女性が一人で赤ちゃんを育てている。この人は「ごはんない」とスマホで訴えた。コロナは社会的弱者に対して容赦しない。子どもの父親に当たる男性は妊娠を知ると女性の元を去ったという。この記事を知人の女性に話したら「男は無責任」と怒りをあらわにした。私も大いに憤りを感じる。

 厚労省の推計では国内の一人親は142万世帯。そこにコロナが襲った。日本ではコロナが影響した解雇や雇い止めは6万人を超えたと言われる。

◇戦後75年、世の中はすっかり変化したが日本の精神状態の変わり方も著しい。ハングリー精神は過去のものになり欲望が渦巻く享楽の世となった。それと共に人の命も木の葉のように軽くなった感がある。ある老婆が私に言った。「昔は命懸けで子ども!だったが今は男をとる」と。子どもをアパートに置き去りにして餓死させる。虐待して殺す。こんな事件が跡を絶たない。子どもは欲望の副産物に過ぎないと見ているのかもしれない。

 そんな中でコロナが襲った。コロナは社会の経済のシステムを壊し、生活困窮者を打ちのめしている。非正規職員は真っ先に職場を失った。貧困はコロナと共に地球を覆う

現象となっている。コロナはこれからも続くと見なくてはならない。

◇4月23日の放送番組「オールナイトニッポン」の岡村隆史の発言はネットで大炎上し社会から大糾弾された。それはコロナで困った美人が性風俗をやることは「絶対面白いこと」と発言したことだ。追い詰められた女性が性を売ることを面白がる発言は許されないが現実には悲惨な事実が進んでいると言われる。私は最近、外国人留学生に、敗戦後の東京で生きる為に性を売る日本女性の姿を語った。現在、コロナ戦争の下であの時代以上の現実が広がっていると言われる。私は最近権威ある雑誌の衝撃的報告を読んだ。そこでは職を失った非正規雇用の女性たちの生々しい事実が描かれている。貧困の実態は現役女子大生にも及んでいるという。大都市の高級風俗店は「現役女子大生だらけ」だというのだ。このような地獄を経過しながらコロナ後の社会が形成されていくのだろう。その時、75年前にスタートしたハングリーな社会と日本の伝統である礼儀や助け合う精神が尊重され基盤になるに違いない。現在は産みの苦痛を味わっているのだ。(読者に感謝)