人生意気に感ず「トランプの暴挙に科学が断罪。私は6つの激戦州を挙げる。千年に一度に備えて」 | 中村紀雄オフィシャルブログ 「元 県会議員日記・人生フル回転」Powered by Ameba

人生意気に感ず「トランプの暴挙に科学が断罪。私は6つの激戦州を挙げる。千年に一度に備えて」

◇10日、トランプ大統領が遂にホワイトハウスで演説した。感染後初のことで主治医は「大統領を通じて感染するリスクはなくなった」と説明したが陰性になったかどうかについて言及しなかった。大統領自身、ツイッターに「免疫がついたので私がウイルスをもらうこと、他人にうつすことはない」と投稿した。しかし免疫効果について科学的に明らかになっていない。ツイッターの影響力が広がっていれば、ツイッター社はその片棒を担うことになる。そこでツイッター社は「不正確かつ危険を招きかねない情報だ」と警告をつけた。

 初演説に対して、トランプ支持者の熱狂ぶりが目に浮かぶ。共和党支持者の中では約94%がトランプ再選支持という情報がある。異常という他はない。10日現在のアメリカの感染状況は感染者が766万人、死者は21万人を超えている。アメリカはコロナに弱い国家であり社会であると言えるのではないか。それをつくり出す要因の一つはトランプの政治姿勢とそれを支持する社会構造にある。

◇トランプの「免疫」発言の真偽は不明であるが科学の力は最も信頼性がある。ここでアメリカの科学誌が注目すべき行動を起こしている。「ニューイングランド・ジャーナル・オブ・メディシン」誌などが大統領選でのトランプ不支持を表明し、現職大統領を強く非難したのだ。極めて異例と言われる。同誌は世界で最も権威ある医学誌と言われている。その論説で「現政権は公衆衛生の危機に無能であることを示した。さらに多くの命を奪うことに加担してはならない」と主張した。私はアメリカの民主主義についてほっと救いを感じる。中国やソ連などは、このような現政権をストレートに非難することは絶対に許さない筈だ。

◇トランプ氏は12日から接選州に入る予定と言われる。接選州は少なくないが中でも激戦州と言われるのは次の6州である。フロリダ州(29人)、ペンシルベニア州(20人)、ミシガン州(16人)、ウィスコンシン州(10人)、ノースカロライナ州(15人)、アリゾナ州(11人)。( )内は選挙人の数を示す。

◇異常気象の時代は加速する。“群馬は大丈夫”は死語にすべきだ。私はカスリン台風を思い出す。改正法は「千年に一度」を想定した避難地図作成を求める。前橋・桐生・伊勢崎などは既に公表されている。入手して備えるべきだ。(読者に感謝)