人生意気に感ず「非常識な訪問者。泥沼で足掻くトランプ。自由で開かれたインド太平洋構想。ノーベル賞 | 中村紀雄オフィシャルブログ 「元 県会議員日記・人生フル回転」Powered by Ameba

人生意気に感ず「非常識な訪問者。泥沼で足掻くトランプ。自由で開かれたインド太平洋構想。ノーベル賞

◇今月は私にとって特別の意味がある。30日に満80歳を迎えるからだ。世界と日本の激流が高まっている。8日早朝、雨の中を走った。一日も欠かさない私の日課である。この足であと20年走ろうと思いながら。私の前に壮大な歴史の舞台が続く。この日珍客の来訪があった。ピンポーンで戸を開けると若い女性営業員らしい人。長寿記念品を差し出し「中村さんですか。満80歳おめでとう」と。続けて名刺を出しお葬式の個別相談の話を始めた。チラシには聞き覚えのある葬儀社の「お葬式個別相談会」の文字、名刺には冠婚葬祭アドバーザーTとある。不思議な気持ちで聞いた。

◇防護服姿でホワイトハウスの記者会見室を消毒する5日の清掃スタッフの姿が報じられた。トランプ氏は15日予定の第二回討論会に意欲を示している。しかしトランプ周辺の感染拡大は続いている。6日には側近の4人の新たな感染が確認された。米メディアによればホワイトハウスに出勤するスタッフは防護服を付けている。軍関係にも感染は広がっているらしい。ホワイトハウススタッフの防護服には暴君に対する抵抗の意味もあると思われる。大統領選が秒読みの段階である。歴史の歯車が不気味に音を立てて回る。歯車を回す黒い影にはコロナも加わっている。アメリカでのコロナは衰えを知らない。感染者は750万人を、死者は21万人を超えた。

◇米食品医療品局(FDA)は6日、開発中のワクチンにつき安全確認の基準を厳しくする新たな指針を公表した。これにより11月3日の大統領選前の実用化は極めて困難になった。これに対しトランプは「政治的攻撃だ」と不満を表明。悪足掻きである。外堀が次々に埋められている。墓穴を掘る姿、底なし沼に沈みゆく姿をつい想像してしまう。

◇アメリカがコロナの泥沼にはまっている間に世界の秩序が変わりつつある。米中の間に立つ日本の役割は極めて重要である。このような時の日米豪印の外相会談であった。そこでは「自由で開かれたインド太平洋構想の推進」で一致を見たと言われる。菅首相の立場は日米同盟の重視と中国との経済関係強化だ。国際的批判の中で中国も日本との関係改善を求め、アメリカも日本を一層頼りにしている。日本は正に正念場に。毅然とした戦略が必要だ。

◇二人の女性ゲノム研究者がノーベル化学賞を得たことはコロナ禍での朗報である。この成果には日本の科学者の先行する研究の成果がある。細胞レベルからの難病の治療、創薬への展望が期待される。(読者に感謝)