人生意気に感ず「コロナの状況・世界と日本。コロナと真の平和。コロナ後の日本の存在」 | 中村紀雄オフィシャルブログ 「元 県会議員日記・人生フル回転」Powered by Ameba

人生意気に感ず「コロナの状況・世界と日本。コロナと真の平和。コロナ後の日本の存在」

◇私たちは現在世界のコロナ大戦のただ中にいる。この状況、つまり戦況を示すものは感染者数である。15日現在の世界の感染者は2,100万を、そして死者は76万人を超えた。この76万人は戦死者であると捉えるならコロナ戦の深刻さと凄さが窺える。各国の被害状況は重要なことを物語っているようだ。アメリカがダントツで感染者530万人を超えた。うち死者は168万人を超えた。それに続く感染者横綱級はブラジル(320万人)、インド(250万人)などである。ここで日本の感染者状況を示すとその差が驚異的であることが分かる。15日現在で5万5千人である。

◇しかし、日本の状況は決して楽観を許さない。全国的に爆発的に増加する可能性がある。その中でも深刻なのは各種クラスター状況である。高齢者及び、障害者の施設、また特殊なケースとしてホストクラブなどが注目されているが、クラスター(集団感染)の可能性はその他でも多いのではないか。現在にわかに浮上してきたのがスポーツの関係である。寄宿舎、寮の環境で活発な活動が行われればウイルスに接する可能性が増大するのは当然である。このように考えればスポーツに限らず各種学校の寮も同様である。

◇対ウイルスの戦略は世界的規模で人類の知力を尽くして行われている。知力の点で最も注目されるのがワクチンである。アメリカ、イギリスなどは、国・製薬会社・大学が連携して予想以上の成果を上げているらしい。接種の実現は目前と言われる。

◇8月が過ぎていく。各メディアが一斉に戦争体験を報じている。ほとんどが90歳を過ぎている。終戦から75年といえば当然のことだ。このことは何を意味するのか。あの戦争が紙上の存在となることだ。私が関わった戦争体験者も岩田亀作さんを除いてほとんどが世を去った。今年の8月が特別だという意味はこのことに加えコロナウイルスの襲来である。

 コロナの惨状は真の世界平和とは、そして真の文明とは何かを突きつけている。ワクチンが出来ても貧しい国には容易に渡らないだろう。コロナ禍に乗じて覇権を広げようとする国もある。コロナは経済を壊滅に追い込んでいる。生き残るために各国が自国優先に走っている。これらは平和に逆行する動きである。このような中で民主主義は益々重要になっている。このことは民主主義を基盤に据えた日本国憲法とそれに立つ日本国の重要性が増すことを意味する。あの戦争の惨禍はコロナの真の克服によって活かされる。(読者に感謝)