人生意気に感ず「コロナとの共存。東京アラート。改正道交法は厳しい。アジアで少ない謎」 | 中村紀雄オフィシャルブログ 「元 県会議員日記・人生フル回転」Powered by Ameba

人生意気に感ず「コロナとの共存。東京アラート。改正道交法は厳しい。アジアで少ない謎」

◇新型コロナウイルスは不気味に列島でのたうっている。一箇の巨大な怪物のように。第二波が動き出した感がある。北海道で、北九州で、そして東京で。首相が「ほぼ収束」と言って緊急事態宣言を解除したばかりだ。この流れから言えるのは、コロナを完全に打ちのめしてから国民は活動するのではなく、コロナとの共存が不可避ということだ。国民が家に閉じこもるのも限界に来ていた。コロナと闘いながら活動を続けることがこれから長く続くことを覚悟しなくてはならない。

◇第二波で最大の関心事は首都東京である。2日、小池知事は「東京アラート」を発動した。第二波到来を告げる鐘であり、警戒宣言である。耳慣れない英語は注目度を高めるための奇策かも知れない。

 この第二波到来の決め手は都内の感染者34人という事態である。都知事は「夜の繁華街など三密のリスクが高い場所は十分注意して欲しい」と異例の表現を用いた。この繁華街の代表は日本最大の歓楽街、歌舞伎町である。欲望の渦巻く場所は「三密」の場所に他ならない。最近はホストクラブやガールズバーなどの従業員や客の感染が目立つと言われる。コロナ下の欲望は命懸けという奇妙な現象が起きている。

◇改正道交法が2日衆院本会議で成立した。今日の市民生活で切っても切れないのが自動車である。高速交通と高齢化が重なって私たち市民社会における緊急事態となっている。今回の改正法で特に重要なことは「あおり運転」に関すること。これについて明確な定義がなかったのを「妨害運転」と定めた。刑罰に関することで最も重要なのは用語の定義である。なぜなら違反に当たるか否か明確でなければ冤罪の恐れが生じるからだ。定義を定めると共に罰則が強化される。違反一回で即免許取り消しになる。違反行為と「明示」されたのは他の車の通行を「妨げる目的」の車間距離不保持、クラクション、幅寄せ、急ブレーキなどだ。車に乗ると人が変わる恐れがある。車は排他的な空間であり、その支配者という意識と状況が人を変化させるのだろう。罰則は「5年以下の懲役または50万円以上の罰金」である。

◇コロナウイルスの謎の一つはアジアで感染者が少ないこと。100万人当たりの感染死者は日本などは一桁なのに欧米は3桁。ミステリーの原因は。(読者に感謝)