人生意気に感ず「群馬の実情を知って備える時。県内の地方議会。今こそ政務調査費を活かす時」 | 中村紀雄オフィシャルブログ 「元 県会議員日記・人生フル回転」Powered by Ameba

人生意気に感ず「群馬の実情を知って備える時。県内の地方議会。今こそ政務調査費を活かす時」

◇安全と言われた群馬に感染爆発が迫る。ゴールデンウィークが重要ポイントである。「三密」が守られるか吹き飛ぶかが懸かるからだ。私たちはこの重要時点で何が重要なのかを確認しなくてはならない。

 県内で初めて感染者が確認されたのは37日。一ヶ月後の411日に状況は一変。この日に伊勢崎市「藤和の苑」で33人の集団感染が確認されたからである。クラスター(集団感染)という言葉がにわかに現実のものとして私たちの前に立ちはだかった。超高齢社会が進む本県で藤和の苑のような老人ホームは至る所にある。第二第三の藤和の苑を予想しなくてはならない。本県の感染者は26日時点で累計142人、死者は14人に至った。国は国難の時と叫んでいる。私たちは「県難の時」に立っている。最重要事は県民の健康と命を守ること。緊急事態宣言の対象県となり山本知事に大きな権限が与えられた。知事がこれを有効に使えるかに全てが懸かると言っても過言ではない。県は国の縮図である。政治の役割が今ほど重要な時はない。しかし、政治の信頼は地に落ちている。今、本県の政治家は知事と呼応して立ち上がるべきだ。地方議会の形骸化が叫ばれて久しい。ゾンビは蘇らねばならない。政治家は「三密」を隠れ蓑にして嵐が過ぎるのを指をくわえているようであってはならない。政治家には後援会組織がある。それは危機にあって重要な財産となる。その人々に対して必死で啓蒙活動をすべきだ。電話で、文書で、その他の手段で、今なにが必要かを訴え、情報を伝え、人々の実情と悩みを吸い上げるべきだ。「政務調査費」の使い方と在り方が問題となっている。この未曾有の県難にあたり、コロナウイルス対策にこれを使うことを私は訴えたい。地方は民主主義の学校と言われる。その実が今問われている。政治家は腰抜けかが問われているのだ。

◇「軽症者は在宅で」は一つの深刻な問題を抱える。家庭ゴミにウイルスが付着している危険である。清掃員の感染が伝えられている。私の近くのコンビニでは家庭ゴミの持ち込みを避ける大きな貼紙が目立つ。分別の必要性は新たな重要な意味を持つ。

◇医療がひっ迫する中で私たちは病気になれない状況となった。歯科医療は深刻だ。最も顔面に接近し口の中を治療するからだ。乱立した歯科医院は患者が激減して悲鳴を上げているらしい。私たちは皆風の中にいる。(読者に感謝)