人生意気に感ず「五輪は延期と決まる。ヨーロッパは地獄と化した。追突事故に遭う。保健所はパニックか | 中村紀雄オフィシャルブログ 「元 県会議員日記・人生フル回転」Powered by Ameba

人生意気に感ず「五輪は延期と決まる。ヨーロッパは地獄と化した。追突事故に遭う。保健所はパニックか

IOCと安部首相は東京五輪・パラリンピックの一年間延期を合意した。新型コロナウイルスの猛威は悪化の一途を辿っている。7月24日の開幕を強行すれば選手や観客の生命への危険は明らかである。世界中が人の密集を避けることを必死で呼びかけている。五輪予定通りの実行は、最大の濃厚接触の実現である。私は、今の状況からして7月24日までの沈静化は客観的に無理だと思っていた。敢えて実行することは「無神経で無責任」であり、その上人命軽視である。平和の祭典というオリンピックの原点と理念にも反する。

◇私は毎日の世界各国の感染一覧表を見ている。注目点は中国からヨーロッパに移った。その中でもイタリアの状況は地獄の感がある。死者は6000人を超えた。ドイツのメルケル首相は「第二次世界大戦以来の試練」と発言した。EU(欧州連合)が危機に直面している。各国間の移動の自由はEUを支える柱であるが、逆に拡大の原因の一つになっている。EU結束の理念を各国の強力・助け合いに生かすべきなのに実現していない。イタリアでは医療崩壊が起きている。医療の体制が追いつかないのだ。イタリア、スペイン、フランスで爆発的に感染者と死者が増加している状況は正に世界大戦である。

◇21日、私は交通事故に遭った。上武道路で渋滞のため停止していると「ドカーン」と物凄い衝撃音。若者の軽がブレーキせずに追突したのだ。車が大きく損傷したが私は大したことはなかったらしい。高い高架の上で警察を待ち、状況調べが行われた。かかりつけの外科医で診てもらった。打撲の影響は後で現れる。3週間程の打撲症と言われた。待合室でコロナウイルスの影響を感じた。診察を受ける人は少なく、目についた貼紙にはコロナウイルス感染の心配者へのお願いが書かれていた。いきなり一般の診療所に来ないで「先ず帰国者・接触者相談センターに」というもの。一般の人の多くはそれがどこか分からないだろう。このことが感染者数の顕在化を妨げている一因に違いない。相談窓口は各保健所に設置されているが保健所は押し寄せる業務のためパニックに近いという。「安全な群馬」に感染の波が広がり遂に死者が出た。感染者として公表されている数は氷山の一角だろう。太田や大泉ではクラスター(小規模集団発生)が現れているとも言われている。風評被害も広がり始めた。健全な社会力が試される時が来た。(読者に感謝)