人生意気に感ず「マスク1000枚を送る。クルーズ船内の地獄。受験認めないとは」 | 中村紀雄オフィシャルブログ 「元 県会議員日記・人生フル回転」Powered by Ameba

人生意気に感ず「マスク1000枚を送る。クルーズ船内の地獄。受験認めないとは」

◇「州市 加油!」、“加油”は頑張れ。写真はこれを貼った段ポール箱の前に立つ私である。昨日(20日)言葉を添えて州市に送った。音声で伝わる言葉は「中国の皆さん、州市の皆さん、大変な災害に遭われ心からお見舞い申し上げます。群馬県日中友好協会は力いっぱい応援します。この災害に国境はありません。心を一つにして乗り越えましょう」。中国のテレビでは画面に字幕も表示される。私の胸には昨年11月に州市を訪問した時のことが甦った。美しい山々に囲まれた町や村は群馬に似ていた。今あそこでも人影は少なく人々はマスクを付け見えない敵におびえているのだろうか。

◇日本人の死者が3人になった。80代の女性に加え、クルーズ船客の2人が死亡したからである。この2人は87歳男性と84歳女性である。日本国内の感染者増と共に新たな衝撃が走っている。国内感染者は729人に達した。「群馬県は大丈夫か」、「前橋市も隠れた発症者がいるのではないか」。このような声が広まっている。

 クルーズ船から多くの乗客が下船している。船内の状況は凄まじかったらしい。ある政府高官は「船内が武漢になってしまった」と漏らした。密閉された空間のことを思うと、武漢以上の惨状で地獄のような苦しさだったに違いない。船内で食事を運ぶ乗員が各部屋を回る時「感染連鎖」に拍車がかかったと言われる。もしウィルスが目に見える存在であったとすれば、船内の人々は気が狂う程の恐怖に駆られたことだろう。下船した乗客は約550人。この人たちはほっとして家庭に帰って行った。私は、この人たちのその後が非常に心配である。家庭の関係者を含め市民の間に残されたウィルスが広がる危険はないのか。私がこう思う位だから、乗客に対する「差別と偏見」は広がるに違いない。風評被害は新たなパニックを生むのではないか。

◇イベント中止が拡大している。一般ランナー抜きの東京マラソン実施、天皇誕生日の一般参賀中止、知的障害者のスポーツ大会など、縮小や中止が広がっている。卒業式、入学式の季節と重なりつつある。大勢の集会はウィルス感染の危険箇所である。私の所にもいくつかの高校や大学から案内が来ている。前代未聞の事態が社会全体に広がろうとしている。

◇群大など県内大学が感染者の授業を認めない方針。ウィルスは新たな社会問題を生んでいる。(読者に感謝)