人生意気に感ず「終盤を迎えた選挙戦。裁かれる元高級官僚。刑法犯の減少」 | 中村紀雄オフィシャルブログ 「元 県会議員日記・人生フル回転」Powered by Ameba

人生意気に感ず「終盤を迎えた選挙戦。裁かれる元高級官僚。刑法犯の減少」

◇昨日(6日)のこと。選挙戦も大詰めとなり緊張した。寒さはこの冬一番のもの。朝出かけに我が家の柴犬さん太の水おけをのぞくと厚い氷。朝の冷気は身を切るようだった。長く選挙をやったが、いつもは外の選挙カーの中だった。今回のような座敷当番は初めての経験で大変な勉強の機会である。終盤となり前橋以外の自治体の幹部が訪れるようなった。隣接自治体は市長継続に期待するものがあるのだ。自治体間の連携の重要さを改めて痛感した。吉岡町の幹部は「人口が毎年300人以上増えています」と誇らしげに語った。

 今日、私は元総社地区10カ所の集会でマイクを握る。二人でチームを組み、9時からスタートする。短時間で聴衆の心をつかむ演説をしようと思う。かつて私の県議選でマイクを握った地区である。私の胸には市長選のゴールが前方に見えてきた。

◇世間を騒がせた元高級官僚が在宅起訴された。元通産省工業技術院長飯塚幸三氏88歳である。事件直後はこの人に対する同情論が高かったが、その後「高級官僚なら許されるのか」という厳しい世論の前に同情論は姿を消した。高齢者の運転問題を象徴する事件として裁判の行方が注目される。起訴状によれば、ブレーキとアクセルを踏み間違えて赤信号の交差点に進入、死亡事故発生時の時速は96キロだった。過失致死傷の罪で裁かれるらしい。トップまで栄達の道を登り詰めた人が、人生最後の段階で法廷に立つ。

 この事件を機に政府は高齢ドライバー対策を強化させている。自動ブレーキの義務化や限定免許の新設などだ。今、車社会が大きく変化しようとしている。それを支えるのは技術の進歩である。高齢者の身体能力は日々低下するからその運転には危険が伴う。従って様々な規制が伴うのは当然である。しかし、足腰が弱くなった高齢者にとって車は命である。

 前橋市長選でも高齢者の運転問題は大きなテーマとなっている。山本候補はマイバスなど高齢者の交通問題に大きなエネルギーを注いでいる。高齢者社会の高齢者の票は選挙の勝敗を左右する。

◇県警によれば刑法犯が15年連続して減っている。驚くべきことだ。かつて、日本の治安の良さは世界の奇跡とまで言われた。その再現を意味するとは思えない。防犯カメラの普及は大きいと思う。特殊詐欺が増えているのも不思議である。(読者に感謝)