人生意気に感ず「改めて中国大使と新春パーティ。市長選の大義に人間尊重を」 | 中村紀雄オフィシャルブログ 「元 県会議員日記・人生フル回転」Powered by Ameba

人生意気に感ず「改めて中国大使と新春パーティ。市長選の大義に人間尊重を」

20日、孔中国大使夫妻を迎えての群馬県日中友好協会の新春の集いは、協会としての一大行事であった。警備上の事情が行事を複雑なものにした。大使の来県は難しいという内容の案内を関係者に出したが、その後一転して可能ということになり日を改めて案内を出し直した。16日の予定が20日になったのである。大使参加ということを明記して案内を出したが、その後県警から大使の来県は伏せて欲しいと要請され、私たちは神経を使うことになった。世界情勢のこともあって中国大使の警備に当局は大変苦労したと思われる。

 20日の午前11時過ぎ、ロイヤルホテル玄関で出迎え、食事をとりながら懇談した。ここには福田元総理夫妻も参加した。午後のパーティの前座として打ち解けた話ができた。大使は日本人と変わらぬ程日本語が巧みである。出身は黒竜江省とのこと。大使の前には榛名、妙義の山々の光景が広がり白い雪を頂いた浅間が美しかった。大使は上州の特色に興味を示しておられた。午後は知事を表敬訪問し、続いて上州人宰相記念室に案内した。山本知事は中国との今後の交流に強い意欲を示した。パーティで、私は胸にイメージした通り力を入れた挨拶をした。それはこの協会が日中間の大変な時に船出したこと、そのことによって民間交流の重要さを知ったこと、現在日中間の役割は格段に重要になり、地方の役割、日中友好協会の使命が格段に重要になったことなどである。孔大使はこの春に習主席が来日し、そのことによって日中の関係は新たな歴史の段階を迎えると強調した。新春パーティは成功であった。当初予定した数の倍近い人が参加し、群馬県日中友好協会も新たな段階を迎えたことを感じた。

21日、県庁舎で行われた障害平等研修(DET)に参加した。障害の有無に関わらず全ての人がお互いの人権を尊重して支え合い、生き生きとした人生を享受する「共生社会」の実現を目指すもの。山本知事が参加し、多くの県職員が参加した。車椅子の主催者が「障害とは何ですか」と語りかける研修会は良い勉強の機会であった。私はこの問題の根底に憲法の人権の尊重があると考えながら話を訊いた。

◇市長は障害者、高齢者、がん患者などの社会的弱者を厚く守ろうとしている。これらの根底には人権尊重がある。これは易しく表現すれば「人間尊重」であり市政そして市長選の大義として高く掲げるべきである。正義を主張する山本市長の旗印として多くの有権者の胸に訴える。私がこれを市長に申し入れると市長は私の手を握り「その通りです」と大きく頷いた。(読者に感謝)