人生意気に感ず「中国大使孔氏来る。地域起こし協力隊を市長選で訴えるべき」 | 中村紀雄オフィシャルブログ 「元 県会議員日記・人生フル回転」Powered by Ameba

人生意気に感ず「中国大使孔氏来る。地域起こし協力隊を市長選で訴えるべき」

20日、群馬県日中友好協会の新春の集いが行われた。孔特命全権大使が奥様と共に出席された。長期に亘った程永華前大使の後継である。孔大使は前日水上に一泊された。水上と前橋の自然を見てその美しさに心を打たれたようだ。20日の午前には新春パーティの前に市内のホテルで昼食をとりながら私たちと懇談の機会をもち、この会には福田元総理夫妻も出席された。

◇新春パーティでは私は会長として群馬県日中友好協会の歩みとこの協会の役割について話した。その中で「激動する世界情勢の中で日中の関係は極めて重要で、日中は新しい段階に入った」とこを述べた。私の胸には、この春習近平主席が来日すること、長い日中の歴史を踏まえた民間交流及び地方の役割の大切なことがあった。大使との懇談の席で、昨年未貴省及び福視省を訪れた際の報告書を渡した。

◇国が進める「地域おこし協力隊」に注目する。地方の衰退に歯止めをかけ、地方の活性化を図ることは今や国難を救うカギである。若者が地方で活躍することは人口減を救うことにも通じるからだ。制度は2009年度に始まった。隊員は都道府県や市町村が募集する。隊員はこれら自治体のサポートの下で、地域で仕事を見つけ、あるいは起業を行い、その中でやりがいや生きがいを見つければ地域に定着していく。現在隊員数は増えている。若者の中央指向は強いが、その流れが変わる時が来ている。地方には魅力がいっぱいである。地方の特色はその自然と歴史にある。地域の魅力が忘れられる中で、地域が危機を迎えている。それは、国と地方の協力と工夫で回避できる。その工夫の一つとして「協力隊」があるといえる。

◇前橋市は既に様々な政策を実施している。例えば赤城南麓の環境と文化を守り、ブランド力を高める若者が集まることを目指す事業(スローシティ)、市内の大学の支援を得る創業支援、古民家空き家の積極利用の推進などだ。これらの政策を「地域おこし協力隊」の制度にも位置づけるべきだと思う。私たちはこのことも山本市長に提案していく考えである。前橋市は地の理からしても若者を呼び寄せる潜在力が豊富である。今や日本の各地が特色を競い合う時代になった。前橋は山本龍の情熱と突進力でこの流れを押し進めるべきだ。協力隊を市長選の一つのテーマとすべきである。(読者に感謝)