人生意気に感ず「阪神大震災から25年。群馬も警戒の時。新型肺炎に備える時」 | 中村紀雄オフィシャルブログ 「元 県会議員日記・人生フル回転」Powered by Ameba

人生意気に感ず「阪神大震災から25年。群馬も警戒の時。新型肺炎に備える時」

◇今日、阪神大震災から25年を迎えた。あの大震災を教訓として生かせたかが問われている。神戸で大地震は起きないという「安全神話」が被害を大きくしたと言われる。「安全神話にあぐら」とは群馬県について繰り返して言われてきた言葉である。自然を恐れぬ人間の思い上がりである。日本で大地震がない所はないと思わねばならない。群馬でも平安時代に大地震があった。赤城山麓の歴史地震として、その跡が発掘調査された。それは類聚国史の記述とほぼ一致するものであった。

 昨日地震を研究している元大学教授のHさんから電話を頂いた。この人はかねてから群馬の地震に関して警鐘を鳴らしていた。昨日の電話では、弘仁・貞観の地震からおよそ1200年を経過した今、その時期に来ていると指摘した。1200年が周期なのだ。現在、私は巨大地震近しの気配を感じる。首都直下型が近い。この関係でも群馬は手を打たねばならない。

◇実は山本市長は重要な施策の大前提として大地震対策を強く意識している。その施策とは次のものである。①首都のバックアップ機能の実現。②地域防災組織の充実。③水と電気が止まらない安心の実現。④ガス発電や蓄電装置を避難所、病院に設置。⑤これらを市内の大学の知識によってサポートする、等々。

 私たち「前橋を語る会」の仲間は「市民の多くが近づく大地震に不安を抱いています。だから大地震対策をわかりやすく大きく掲げて欲しい」と提案し、市長は大きく賛成しているのである。市長は重ねて答えた。「特に①の首都バックアップの役割は重要です。首都直下型が起きた時、東京はパニックになり、距離が近い群馬県に殺到するに違いありません。阪神大震災、そして東日本大震災から教訓を引き出したいと思っています。これは、特に次期の市政の大きな政策目標にする決意です」

◇新型肺炎患者が日本で初めてでた。この男性は神奈川県在住の中国人ですでに感染している父親から感染した可能性があり、すると人から人へと感染した疑いが強いという。私が県議会にいた頃、新型ウィルスに関して大きく騒がれたことを思い出す。武漢市で発症が続いている。この地域で企業を展開する本県関係者も多いので、日中友好協会も関心を寄せている。健康医療都市を掲げる前橋市の対応が問われる。私たちは市長が強いリーダーシップを発揮することを求めるつもりだ。(読者に感謝)