人生意気に感ず「孔大使がやってくる。私が山本市長を支える意味は知行合一」 | 中村紀雄オフィシャルブログ 「元 県会議員日記・人生フル回転」Powered by Ameba

人生意気に感ず「孔大使がやってくる。私が山本市長を支える意味は知行合一」

◇この春「桜が咲く頃」、国家主席習近平氏が国賓として来日する。孔大使とすれば、それへの対応は着任後最大の任務に違いない。中国側も群馬県日中友好協会を重視していると言われる。それは4人の総理を出した県ということもあるが特に福田赳夫・康夫親子の存在が大きい。現在、県庁舎一角に福田赳夫夫妻及び鄧小平夫妻を映す2メートル・3メートルの大きな写真が掲示されているが、今回私は大使夫妻をここに案内する予定である。私は現在、大使を迎える準備に追われている。

◇令和2年はどんな年になるか。これは国や社会にとって、また個人一人一人にとって重要な問題であり、個人の社会に於ける役割を考える上でも正面に立ちはだかる課題である。

私にとって新年初めの大仕事は中国大使を迎えての「新春パーティ」及び前橋市長選である。私は山本陣営の選対事務長を熟慮の上引き受けることになった。私は日頃、政治の劣化と政治不信の問題を訴えてきた。この観点から山本市長の政治に打ち込む姿勢は重要である。端的に言えば「知行合一」の実行である。大局的に見て、彼はこのことを貫いていると私は見ている。知行合一とは正しいと認識したことを行動で現わすことである。今日、政治不信の最大の原因は政治家が言葉に出した信念を貫かない点にある。「口先だけ、票が目当て」という声が至る所から聞こえてくる。政治の劣化は民主主義の危機に他ならない。この危機に際し山本市長を助けることは、私にとっての「知行合一」なのである。「熟慮」と言ったのはこのことを意味する。

◇私は県会議員を7期やったが、その間痛感したことは行政の根底に人権の理念をしっかり踏まえるべきことであった。行政の目的が人々の幸福の実現にあることを考えれば当然である。ここで書くことは繰り返しになるが、私は敢えて発言したい。市長は前橋市政の基礎として、人間の尊重、つまり人権を強く意識して欲しい。市長選は民主主義を救う最高の舞台である。これこそ市長選の大義なのだ。

◇毎日新聞(群馬版)の私の連載「田中正造」について多くの関心が寄せられるようになった。公害運動の元祖は偉大な予言者でもあった。「知行合一」を生涯貫いた人。市長室にはその肖像がある。(読者に感謝)