人生意気に感ず「恐怖の核汚染と海面上昇。市長の放射能対策と食の安全」 | 中村紀雄オフィシャルブログ 「元 県会議員日記・人生フル回転」Powered by Ameba

人生意気に感ず「恐怖の核汚染と海面上昇。市長の放射能対策と食の安全」

◇恐ろしい記事である。核汚染物質が漏れて太平洋に広がる危険を指摘する。南太平洋で行った米国の核実験の結果である。地球温暖化による海面上昇がこの危険度を加速させている。

 アメリカは戦後すぐに南太平洋のマーシャル島で67回の核実験を行った。核爆発で出来たクレーターに放射能汚染廃棄物を捨てコンクリートで蓋をした。コンクリートで作られた施設が時の経過により老朽化し劣化している。この事態に追い打ちをかけているのが海面上昇である。太平洋の汚染は世界に影響を与える出来事である。そして、漁業国日本の食卓に直結する問題である。太平洋を汚染してはならない。

 マーシャル諸島のこの問題に世界の批判が集まり始めた。これは他人事ではない。日本には福島第一原発事故の問題がある。原発はトイレのない高級マンションと言われる。太平洋をトイレにしてはならない。核汚染は日本の問題であり、日本の地方自治体が真剣に受け止めねばならない。このことは放射能の問題が前橋市民の問題であることをも意味する。

◇市長選が秒読みの段階に入った。市長は「放射能対策、食の安全」を重要政策として掲げている。また、「前橋の命を守る」と訴える。この二つは不可分の問題である。原発がない県だから放射能に関しては市民の関心が薄い。しかし、現実に原発事故による放射能で前橋の山や田畑は被害を被った。風評被害は大変なものだった。放射能に県境はない。政治の使命は有権者の啓蒙である。私たち「前橋を語る会」は山本市長に声を大にして提案する。「放射能」の問題をもっと大きく取り上げてほしい。これは農業の問題であり「食の安全」と直結することである。教育の現場で放射能をもっと教えるべきである。県の衛生環境研究所や関係する市内の大学と連携して放射能と食の安全をもっと強く打ち出してほしい。各陣営が目先の問題ばかり主張している。これは有権者の機嫌取りであることを指摘したい。

◇今月の「ふるさと塾」は「躍進する中国の実態」である。昨年11月、貴州省・福建省を訪ねた。そこで見た驚くべき光景の報告を兼ねて中国の将来と日本の役割を語る。本年は習主席が国賓として来日する。また、今月20日には中国大使夫妻が群馬県日中友好協会の新春パーティに参加する。令和2年最初の塾にふさわしいテーマだと思っている。(1月25日土曜日。午後6時半。日吉町の福祉会館。どなたでもご参加頂けます。申し込み不要)