人生意気に感ず「知行合一と政治家の役割。前橋市の課題」 | 中村紀雄オフィシャルブログ 「元 県会議員日記・人生フル回転」Powered by Ameba

人生意気に感ず「知行合一と政治家の役割。前橋市の課題」

◇昨日のブログは続きがあった。塾の後で私と会話した女性は興味が尽きないらしく、更に鋭く質問したのだ。

「先生、知行合一とはどういうことですか、易しく教えて頂けませんか」

「はは、分かりました。知は知識です。考えたことを意味し、行は行動です。つまり知識と行動を一致させることです。正しいと思ったことを行動で示す。正しいと考えたことをそれだけに止めず実行することですよ」

「今、口先だけの政治家が多いですね。その逆ですか」

「その通りです。選挙の時だけにうまいことを言う。有権者の機嫌とりを目的に受けのよいことを言う。政治家の言葉が軽くなっています。政治の信頼が失われている第一の原因ですよ」

「まあ、よく分かります。東日本の被災地に草津の湯を運ぶ。市政の疑惑を晴らすために立候補する。まさに知行合一なのですね」

「はい、8年前の出来事はドラマチックな知行合一でした。それを言われ、それを原点にして前橋のために戦うと言われれば私は断れません」

「先生は、ふるさと未来塾で現在の政治状況は民主主義の危機を示すと申されました。そんなに深刻ですか」

「深刻です。例えは悪いですが、茹でガエルを想像してしまいます。じわじわと進み気付いた時は取り返しがつかなくなる。そんな恐怖を感じます」

「先生は龍さんに何を期待しますか」

「先ず、前橋丸の船長として船の進路を示し、乗り越えるべき課題は何かを語って欲しいと思います。そのことによって市民は船長を信頼し力を合わせることができるからです」

「龍さんは前橋のシャッターを開けようと叫んでいます」

「そうですね。私は前橋市民の心のシャッターを先ず第一に開いて欲しいです。多くの人が心の扉を閉ざしています。超高齢社会では人間の尊厳が最も尊重されるべきです。誰もがそこに行き着きます。高齢者が安心して生甲斐をもって暮らせる社会は社会全体に安心感と希望を与えます。教育も医療も福祉もそこに結びつきます。産業、ビジネスの発展も同様です。龍さんは4つのスローガンの一つで「市民が政治の温かさを感じる市政へ」、「弱者や働く女性、高齢者を支えます」と訴えます。これは先の私の考えと一致します。このスローガンを具体的に丁寧に説明することは近づく戦いの重要な戦略になるでしょう」

(読者に感謝)