人生意気に感ず「疑惑のデパート経産相の行方。教師いじめの怪。韓国首相と親書」 | 中村紀雄オフィシャルブログ 「元 県会議員日記・人生フル回転」Powered by Ameba

人生意気に感ず「疑惑のデパート経産相の行方。教師いじめの怪。韓国首相と親書」

◇菅原経産相が週刊誌の網にかかった。新潮と文春は大臣の首刈りを競っている感がある。今やこの2誌は政界浄化機関として役割を果たしているようだ。それにしてもまたかと思う。週刊文春は特集を組んで、後援会幹部に組織的に金品を渡していた事実を報じた。メロン・リンゴ・高額な胡蝶蘭に至るまで。

 私が注目するのは香典である。長い政治生活の中で私は香典には注意していた。選挙区内で自分が香典を包むことは許されるが代理の者が出すと公選法違反になる。菅原議員の公設秘書が2万円の香典を手渡した。事態は国会の審議が止まるかというところまで進んでいる。大臣の辞任、更にはそれ以上に進むかもしれない。東京の選挙で大々的にこのようなことが行われていたことに驚く。

 私の現職時代、新盆回りも問題の舞台であった。回っていくと仏壇に先着国会議員の香典が置かれていることがよくあった。政治家は社会の習慣と法制度の間で悩む。有権者の中にはもらうことを当然と考え、それによって支援に力をいれる人もいる。そういう悪しき習慣の中で政治活動を続けるには勇気が要る。みかんひと箱を神社に出したことで地方議会の議長の席を失った者もいた。今回の週刊誌のような出来事があると、それを理由にして空手で後援会回りが出来やすくなる点は皮肉なことであった。今や夏祭りなど各種の祭典、葬儀から解放され、執筆活動など別世界の仕事が出来ることに私も家族を幸せを感じている。

◇同じ週刊誌で、教師による教師に対するいじめがこれでもかという風に報じられている。4人の教師の1人の若手教師に対する信じ難いいじめ事件である。ことが小学校という教育の場であり、今子どもたちのいじめが大問題となっている時だけに社会の注目度は「香典」問題に劣らない。

 いじめ教師はつるし上げられ激しく非難されている。教師たちは「あってはならない事態を引き起こした」、「最低な人間だと実感」、「私の犯した行為は許されない」など。当人たちはコメントを発表して雲隠れしている。このような前代未聞の事態を許してきた校長や父母たちの責任も大きいというべきである。

◇即位式を舞台にした安倍首相の外交が華やかである。その中で韓国の李首相との対面にはほっとさせるものがある。韓国ではこの間も元外相の妻が逮捕されるなど緊迫が続く。窮地に立った大統領の親書が渡された。事態は展開するのか。

◎明日26日の「ふるさと未来塾」はフランス革命の続き。近代の世界を誕生させた流血の革命の真実。(前橋市日吉町・福祉会館:6時半・申込み不要。どなたでもご参加頂けます)

◎同じく26日、毎日新聞(群馬版)で私の小説「田中正造―死の川に抗してー」第二回が。