人生意気に感ず「日航飲酒に怒り。国会論議を拾う。台風激化。恥を知れ」 | 中村紀雄オフィシャルブログ 「元 県会議員日記・人生フル回転」Powered by Ameba

人生意気に感ず「日航飲酒に怒り。国会論議を拾う。台風激化。恥を知れ」

◇どうしても理解不能、そして許せないのが日航パイロットの飲酒不祥事である。8日、また改善命令が出た。のど元過ぎれば熱さ忘れるというが、誰もが忘れ得ないのが1985年の日航機事故である。御巣鷹山で520人が命を失った。怒り狂う遺族の前で土下座して謝る日航職員たちの姿があった。昨年10月には飲酒不祥事で副操縦士が英当局に逮捕された。今回日航社長は「深刻かつ危機的状況と認識、不退転の決意で再発防止を図る」と謝罪した。

 日航は御巣鷹の原点に戻るべきだ。現地に行って慰霊碑に手を合わせるべきである。「うちの人を返せ」「私の娘だ。お前らに殺されたんだ」と叫ぶ人々、棺に顔を入れて謝った職員、腐臭で満ちた阿鼻叫喚の世界。これらを社員教育に活かさねばならない。私が社長なら断行する。

◇国会の論戦が熱い。言論の府であり。最高機関であるにふさわしい姿を演じているかと思いながら私はやりとりに注目する。今日の日本の内憂外患が凝縮し象徴される世界であるべきだ。私は野党の質問を注視する。「一強」と言われる現状で存在感を発揮すべき舞台である。いくつかを拾ってみる。消費税の追及、憲法改正の是非、処理水の海洋放出、豚コレラの対策、日韓関係、地球環境、恩赦など。これらの中には私がブログで取り上げている問題もあり興味が募る。

◇本県で野生イノシシの豚コレラ感染の3度目が確認された。一歩山林地帯に入ればイノシシ対策の電線が畑のまわりにはりめぐらされている。捕獲され感染が確認されるのは氷山の一角かと恐れる。養豚場の関係者は戦々恐々に違いない。山本知事の決断と実行が求められる一例である。

◇地球環境の一環として台風の変貌激化がある。15号はその先例、象徴として多くの課題を地方に投げかけている。波状攻撃のように19号が近づいている。予想される風速60mの恐怖はこれ迄災害が少なかった地域の「安全神話」を吹き飛ばそうとしている。鉄塔が倒れる程の風に私の家などは備えようがない。

◇気候変動への対策を訴えて「絶滅への抵抗」と題する取組が、7日世界各地で始まった。世界市民の反乱の狼煙である。

◇8日、関電東京支社前講義デモが行われた。国会でも追及されている問題である。人々の掲げるプラカードの「恥を知れ」に同感である。私は東電元幹部にもこれを伝えたい。(読者に感謝)