人生意気に感ず「人権の碑会議の顔ぶれ。滝行は脳細胞を甦らせる」 | 中村紀雄オフィシャルブログ 「元 県会議員日記・人生フル回転」Powered by Ameba

人生意気に感ず「人権の碑会議の顔ぶれ。滝行は脳細胞を甦らせる」

◇21日の「人権の碑」建設委員会会議には多彩な顔ぶれが参加した。ハンセン病家族訴訟弁護団共同代表の徳田靖之氏、福田元総理代理の悴田氏、聖バルナバ教会の松浦牧師などである。楽泉園自治会会長に続いて建設委員会会長の私が挨拶した。私は人権の碑建設事業が大詰めに近づいたこと、及びこれは「家族訴訟」勝訴と同じ流れにあって大きな意義があることなどに触れた。

 会議では募金の状況、碑文の碑石、除幕式等につき協議がなされた。招待状を出す範囲は重要な課題であった。私は文科相を招くことを主張した。家族訴訟で文科相の責任に触れていること、人権の碑の教育界に与える影響が大きいこと等を考えたからである。徳田弁護士が側面から働きかけてくれることになった。人権の碑建設は全国のハンセン病施設にさきがけるものであり、全国の施設に広がる可能性がある。この動きを「家族訴訟勝訴」が支えている。歴史的事業の歯車の音が草津の楽泉園から響き始めた。

◇この日の朝、日本アカデミーの「へいわ」の講義は101回を迎え、「偉大な大統領リンカーン」に入った。なぜ偉大なのかを奴隷解放と関連させて話した。

 この講義の終わりに修験者浅川さんの新聞投稿記事に触れた。滝行に挑んだ私とアフリカの留学生のことを書いておられる。台風6号の影響で凄い水量だった。浅川さんは語る「42年間滝行をやってこれほどの滝との闘いはそうあるものではありません」、「溺れそうになり泥水をずい分飲みました」と。そして78歳の私の「奮闘ぶり」と「自慢の教え子」アラン君に触れておられる。私は物好きと言われながら参加したが、古来の滝行には何かがあるに違いないと興味をもったのである。岩壁を切り裂くようにして落下する滝の姿は龍を連想させ厳粛にして荘厳だった。私はほえる龍を意識して必死で耐えた。滝から出た時、轟音の中で「やった」と叫んでいた。不思議な程爽快な気分であった。そびえる岸壁と滝が一体となって神秘な力を生み出している。打ちつける飛沫が眠っている脳細胞の奥に働きかけた。私にはそのように思えたのである。「滝に打たれると若返る」という浅川氏の言葉に納得した瞬間であった。

◇上野宏史さんのことが週刊誌で報じられ驚いた。誠実な人柄であるとの見方は記事を読んだ後も変わらない。事実無根で提訴すると言っているらしい。真実が知りたい。政治の世界はドロドロと厳しい。(読者に感謝)