人生意気に感ず「県警の会議に出る。日本語学校とテロ対策。感染症対策。月の水と日本」 | 中村紀雄オフィシャルブログ 「元 県会議員日記・人生フル回転」Powered by Ameba

人生意気に感ず「県警の会議に出る。日本語学校とテロ対策。感染症対策。月の水と日本」

◇29日、私は県警本部の会議に出席した。日本語学校支援ネットワークという組織が出来ており、その一員「日本アカデミー」の代表として会議に参加した。一歩街に出れば多くの外国人留学生の姿が、日本人同様に目につく時代になった。文化の違いもあって各地でトラブルも発生している。彼らの多くは日本語学校に集まっている。そこで日本語学校がネットワークを作って留学生を支援することは自然の流れである。

 ネットワーク設置要綱の事務局は県警本部に置かれ、その目的には国際テロの未然防止が掲げられている。オリンピックが近づく中、テロ対策は焦眉の急である。国際テロ組織が日本語学校を利用することはあり得ると考えねばならない。日本語学校に協力を求める警備部長の挨拶にも切実さが感じられた。

◇日本語学校が抱える問題はテロ関連に限らず多い。その一つに感染症の問題がある。私たち日本人にとって結核は過去のものになっているといえるが、現在外国人が持ち込む結核が増えていると言われる。私が関係する日本アカデミーには十数カ国から多くの外国人留学生が集まっている。それぞれの国で衛生状態は異なり、国によって深刻な感染症も存在する。チェックを受けて入国しても日本入国後に発症するケースもあるという。東京五輪が近づく中で、感染症対策は思わぬ伏兵になる可能性がある。先日のネットワークの会議では特に問題にされなかったが、多くの国から多様な留学生が集まる日本語学校に関する重大問題といわねばならない。

◇先日、「はやぶさ」の快挙が報じられ、宇宙時代の展開に胸をふくらませたが、更に現在月の無人着陸探査計画が進められている。政府はインドと協力して23年度にも実現させたいとしている。目的は月の南極に存在するとされる水の発見である。月の南極地域は太陽光が届かないため凍った水(氷)が存在するという。氷が発見されればそれは飲料水に利用できる他、水(H2O)から得られる水素(H)と酸素(O)をロケットの燃料として使うことができるから、月は将来の宇宙開発の拠点となる。そればかりでなく、月は人類の新たな活動領域となるだろう。月に居住する時代は夢ではないと思う。かぐや姫の物語は子どもにとって魅力を失うかも知れないが、新たな壮大な夢が子どもたちの前に展開することになる。理科教育の役割は大きい。(読者に感謝)