人生意気に感ず「南波県議の辞職。トランプの来日。ふるさと未来塾」 | 中村紀雄オフィシャルブログ 「元 県会議員日記・人生フル回転」Powered by Ameba

人生意気に感ず「南波県議の辞職。トランプの来日。ふるさと未来塾」

◇25日、南波県議辞職の報が伝えられ、多くの人々に衝撃を与えた。先月の県議選で7期の当選を果たしたばかりである。辞職の理由は既に前日に私のところには入っていた。

 星名幹事長には、「関係者が選挙違反の疑いで県警の取り調べを受けていること」と説明していた。

 私は7期を全うしたが在職中は南波さんと親しかった。県会議員の中では教養人と目され文化に対する理解も深かった。色々な外国映画につき語り合ったことが懐かしく思い出される。最近は体調が悪く辛そうであった。選挙活動には耐え難い状態であることを知っていた私は、不出馬を予想していた。吾妻郡区は珍しく激戦であった。政治家にとって進退の決断は最重要事の一つであるが難しい。その判断を誤った為に家族と共に地獄のような苦しみを経験したに違いない例を多く見てきた。いつもは波乱の少ない吾妻選挙区がにわかに激戦となり、南波さんは病身で臨んだ。令和早々の重大事を残念に思う。

◇トランプ大統領が夫人と共に25日、来日した。令和初の国賓である。翌日、大相撲は千秋楽を観戦した。既に朝乃山が26日優勝を果たした。米大統領の大相撲観戦は前代未聞。前列の桝席近くに特別席を設けた。多くの関心が集まり熱烈歓迎だった。トランプ大統領についてはその評価が大きく分かれるが、アメリカ人特有の明るさが救いだ。西部劇に登場する悪役ボスを連想させる。これを狙うガンマンに警察はピリピリで、空前の警戒ぶりである。伝統の国技の場に登場し特注の大統領杯を渡す場面には全世界の目が集まったに違いない

 日本の伝統文化にどっぷりつかる大統領。この歓迎ムードは現実の厳しい日米の政治と経済にどういう影響を与えるのであろう。「政治は情だ」と私に言った人がいる。確かにその場面は否定できない。裸の力士と巨漢のトランプが土俵上で握手する姿は絵になる光景だ。謎が多いトランプの心に何らかの作用を及ぼすことだろう。この大相撲の場面と宮中での令和天皇との会見は、あわせて重要なインパクトを与えるのではなかろうか。

◇土曜日の「ふるさと未来塾」では、「滅亡に向かうのか?令和」と題して話した。日本の最大のピンチは「2042年問題」。団塊ジュニア全てが高齢者になる。既に700万に近い認知症患者はこの時どんな数に達しているか。人手不足は極限状況かも。今手を打たねばと語った。(読者に感謝)