人生意気に感ず「首相、虐待根絶に総力を挙げると。トランプの国会演説」 | 中村紀雄オフィシャルブログ 「元 県会議員日記・人生フル回転」Powered by Ameba

人生意気に感ず「首相、虐待根絶に総力を挙げると。トランプの国会演説」

◇6日の参院予算委で安倍首相は「児童虐待の根絶に総力を挙げる」と答えた。千葉県野田市で10歳の心愛さんが死亡した事件がいかに重大かを物語る。首相は同時に「誠に痛ましく、あってはならないことだ。関係省庁が連携してやれることは全てやる。何より子どもの命を守ることを最優先する」と決意を語った。

◇トランプ大統領の一般教書演説を読んだ。アメリカが直面する様々な国内外のことに触れているが、メキシコ国境の壁、北朝鮮、中国問題に私は注目した。私たちは、メキシコ国境に「万里の長城を築く」というセンセーショナルな企画に度肝を抜かれる思いだった。そして移民の国なのに移民を不法に排除しようとしていると非難してきた。今、下院は民主党に握られて国境の壁政策も窮地に立たされているが大統領は建設の強い意志を示した。トランプは言う。「危険な国境管理を怠り、もうこれ以上米国人の生命が奪われることがあってはならない」、「それはスマートで向うが見通せる鋼鉄の障壁であり、ただのコンクリートの壁ではない」メキシコ国境の複雑な戦争状態ともいうべき動きが伝わってくる。

◇北朝鮮問題では「平和のために歴史的な努力を続けている。私が米国の大統領に選ばれていなかったら、今まさに北朝鮮と大規模戦争になっていただろう」、このように自信を示し「今月27日、28日に金委員長とベトナムで会う」と表明した。ホスト国を引き受けるベトナムは中国と対立関係にあるから、ベトナムでの開催を中国をけん制する意味で喜んでいる。

◇中国問題では「私は習近平国家主席をとても尊敬している」と発言。これは、現在交渉が前向きに進んでいる事態に対するメッセージだろう。その上で次のように語った。「我々は今、中国との新しい貿易協定に取り組んでいる。その協定には不公平な取引慣行を終わらせ、慢性的な貿易赤字を減らし、米国の雇用を守るために実質的で構造的な変化が含まれなければならない」

◇私はトランプの再選が実現するかとても興味をもっている。それは教書の最後で彼が訴えた「米国第一」を米国民がどう受け止めるかにかかるだろう。トランプは叫んだ。「今こそ米国の想像力を再び燃え上がらせる時、最も高い頂を目指す時。心の中に米国第一を掲げねばならない」。真の米国第一が問われている。(読者に感謝)