人生意気に感ず「高校野球を振り返る。魔法の言葉。中国大使館に友情と絆」 | 中村紀雄オフィシャルブログ 「元 県会議員日記・人生フル回転」Powered by Ameba

人生意気に感ず「高校野球を振り返る。魔法の言葉。中国大使館に友情と絆」

◇高校野球が終わると秋が来る。これは長く続く日本の情景である。今年の高校野球、そして夏を私は特別の思いで振り返る。異常な酷暑だった。それにも拘わらずスタンドは超満員。暑さを跳ね返す球児の活躍は日本中の人々の胸を打った。

 高校野球百回記念を飾るにふさわしいドラマが随所に見られた。大阪桐蔭の春夏連覇と秋田金足農の活躍は甲子園の歴史に長く刻まれるに違いない。特に公立金足農という東北勢の健闘は深い意味をもつ。私は時々群馬の勢多農を連想しながら観た。金足農の選手たちは全員が秋田県内中学の出身者だった。

 全国から優秀な球児を集める私学のチーム作りは「勝利至上主義」を連想させる。秋田の人たち、否全国の高校野球ファンが産地直送の本物に爽やかな感動を覚えたに違いない。103年ぶりと言われる金足農の快挙は、地方の時代の象徴でもある。テレビで、秋田の女性が「胸を張って秋田駅に帰ってきてください」と言っていた姿が象徴的であった。

◇済美高校の逆転劇と同校の校歌に感動した。「やればできるは魔法の合言葉、腕をとり肩を組み信じてみようよ、素晴らしい明日が開けるから、力いっぱいこの時を生きよう」

 逆転ホームランで奇跡の勝利をつかんだとき、生徒たちは魔法の合言葉を実感したに違いない。どんな学校なのだろうか。野球以外の学校の光景を窺ってみたい。

◇昨日(22日)、赤坂の福田康夫元総理の事務所を訪ねた。虎の門から最近赤坂に事務所が移ったばかりである。いくつか重要なお願いがあったがいずれも真摯に耳を傾けてくれ快諾を頂いた。

 メインのものは群馬県日中友好協会に関することであった。私たちは中国大使館の中庭に立派な五葉松を植えた。日中平和友好条約40周年を記念した植樹であった。その根元に石を置き、「友情と絆」の文字を刻むことになった。文は私であるが書くのは協会最高顧問で元総理の福田さんにお願いすることになったのである。9月の後半の日に、程中国大使もいれて盛大な除幕式を行うことになった。

 中国は現在大きく変貌を遂げつつある。日中の関係は極めて重要で日本の役割は重大である。真の「友情」は常にイエスマンであることではない。時には言いづらいことも言わねばならない。それによって真の「絆」が生まれる。(読者に感謝)