人生意気に感ず「日中友好協会の理事会。中国の行為と一帯一路」 | 中村紀雄オフィシャルブログ 「元 県会議員日記・人生フル回転」Powered by Ameba

人生意気に感ず「日中友好協会の理事会。中国の行為と一帯一路」

 

◇今日(4日)は10時から日中友好協会の理事会で、私は同会の会長なので議長の役である。まず挨拶を行うが、中国の最近の大変化を抜きにしては語れない。国際社会に躍り出た中国の動きには目を見張るものがある。それを見ると、これからの世界はアメリカと中国の二極が中心になると思わざるを得ない。中国の大変化は即日本に影響する。それは群馬県の企業と個人も巻き込んでいくことは避けられない。つまり、日中友好協会はこの動きを正面から受け止めることになる。大変化の具体例として「一帯一路」がある。かつてのシルクロードが途方もない形に変化して現代に甦った。陸と海の両方から世界中の国々を巻き込んで中国の大潮流が生じる可能性がある。農村社会から変貌して世界の工場となり、あっという間に世界の「市場」の中心となり、その流れは一帯一路によって奔流と化そうとしている。日本は呑み込まれて存在感を失うのか。そんなことは許されない。踏みとどまって日本の役割を示す時である。私はそのカギは地方にあると信じる。地方の時代の正念場なのだ。群馬県日中友好協会の役割もこの流れと不可分である。

◇私は、このような世界の潮流を背景において日中の民間交流の意義を簡潔に語ろうと思う。群馬県に於いて最初の本格的な日中友好協会が成立したのは平成25年(2013)3月であった。私が会長、最高顧問が福田元総理、大澤知事が名誉会長という布陣であった。

 時あたかも、尖閣諸島をめぐり日中の国家間は最悪の状景であった。そういう中でも、中国の民間団体とは重要な交流をスムーズに行い、民間の交流こそ日中の不変の絆の基礎であることを体験した。このような官民の交流の状況に加えて今年は日中平和友好条約締結40周年という節目に当たることが重要である。

◇みなかみ町町長のセクハラが大きな問題となっている。町議会で辞職勧告決議案が可決され、今度は不信任決議案が出される動きだ。いたる所でセクハラが問題とされる事態は異常である。中でも政治家のセクハラには特別の意味がある。政治家は社会の倫理や道徳を導く使命をもつからだ。政治不信が渦巻く状態であるが、政治家のセクハラはそれを増長させる。問題になることが明白なのになぜ実行するのか。そういう無思慮な資質こそ糾弾されるべきである。(読者に感謝)