人生意気に感ず「異常犯罪多発社会。北朝鮮は崩壊か新生か。日中韓サミットは」 | 中村紀雄オフィシャルブログ 「元 県会議員日記・人生フル回転」Powered by Ameba

人生意気に感ず「異常犯罪多発社会。北朝鮮は崩壊か新生か。日中韓サミットは」

◇異常な犯罪が多発している。小2の女児を殺害し線路に置いた、現職の警察官が強盗を犯した、障害の高齢者を投げ落として殺す等々。社会の綻びから中の膿がぼろぼろと飛び出してくるようだ。犯罪は個人が起こすが、社会の状況を背景にして犯罪を犯す個人はその影響を受けている。今日の犯罪状況は日本の社会が狂い始めている現われだと思う。

 群馬県警の警察官の事後強盗は謎である。家族があるのだろうが、わずかな金銭のために一生を棒にし、家族を奈落に落とす大罪をなぜ起こしたか。どこをどう逃れているのだろうか。公開された写真からは立派な青年に見える。5月17日に恒例の警察マラソンが予定されており、私も参加することになっていたが、この事件の関係で中止となった。一刻も早く容疑者が逮捕され真相が明らかになることを望んでいる。警察の使命は治安の砦をつくることである。何が起こるか分からない不気味な時代が進んでいるのだ。警察と政治が信頼を取り戻すことが健全な社会の大前提である。

◇北朝鮮が3人の米国人を釈放する。北朝鮮が米朝会談で大きく譲歩する一歩を示すものとして大きな意味がある。トランプ氏は3人をワシントン近郊の空港まで出迎えに行くといって興奮しているらしい。この一歩がどこに続くのか。そして日本人拉致被害者の帰国にまでつながるのか。謀略国家、工作国家、そして犯罪国が相手なので全く見当がつかない。

◇9日、日中韓サミットが東京で開かれ、3人の首脳が記者会見でその中味を語った。

 北朝鮮を巡る大きな歯車が現実に動き始めたことを感じる。3首脳は北朝鮮の完全な非核化に向けた連携で一致。安倍首相は拉致問題の早期解決への協力を要請し理解を得た。そして3氏は、大きく発展するアジアでのインフラ整備などでも協力することを合意した。安倍首相は3カ国が北東アジアの平和と安定へリーダーシップを発揮していくと強調し、非核化に関しては北朝鮮が正しい道を歩むのであれば日朝平壌宣言に基づき不幸な過去を清算し、国交正常化を目指すと述べた。安倍首相の態度は堂々とし強い意志が感じられた。私たちは「不幸な過去」は何を意味するか、日韓併合以来の侵略の歴史を見詰めて考えねばならない。本当の新しい関係はそこから始まる。(読者に感謝)