人生意気に感ず「開戦か、それとも軍門に下るのか。中国の対応。トランプの真の友人とは」 | 中村紀雄オフィシャルブログ 「元 県会議員日記・人生フル回転」Powered by Ameba

人生意気に感ず「開戦か、それとも軍門に下るのか。中国の対応。トランプの真の友人とは」

◇北朝鮮を巡る動きが慌ただしくなっている。韓国はアメリカに特使を派遣する。また、金正恩は妹の金与正氏を特使としてアメリカへ派遣する可能性があるとか。水面下、そして非公式の世界では劇的な展開があるに違いない。野次馬的には、虚勢を張ることが限界に達した金正恩が遂にトランプの軍門に下るのか、それとも次のしたたかな一手なのかに興味が湧く。

 北朝鮮は核ミサイル実験凍結の用意があることを表明した。文在寅大統領は「米国が予備的対話に臨む程度には条件が整った」と述べ、また「トランプ氏と事前に緊密に協議してきた」と明らかにした。その上更に「朝鮮半島の平和と非核化は非常に重要な山場を迎えた」と主張している。どんな劇的なドラマが進んでいるのだろうか。

 北朝鮮へ特使団トップとして行った鄭義溶氏が今度はアメリカに派遣されるが、鄭氏はその際、米国に追加的に伝える北朝鮮の立場が別に存在する」と意味深長な発言をしている。トランプ大統領は「非常に前向きだ。世界にとって素晴らしい。進展があったことは疑いない」と記者団に語った。一方で、アメリカ政府の中枢は「非常に懐疑的だ」とし、最大限の圧力を続けるとの姿勢は崩さない。虚虚実実の駆け引きが行われているのに違いない。大根役者と千両役者が世界の舞台に登場して国家の運命を賭けた演技をしている。世界史の一頁がこうして作られ開かれようとしている。私たち観客はその現場を息を止めて見守るより他ないのだ。

◇現在進行中の国際ドラマに影響力を持つ存在は中国である。舞台裏で中国と北朝鮮は緊密な連携関係にあるのかもしれない。中国の王毅外相は記者会見で早期対話を求めた。北朝鮮がどこまで本気で核問題を考えているのか分からない。しかし、表面に現われている現在の展開もアメリカが本気で軍事力の行使を考えて行動した結果であることは間違いないと思われる。日本と中国の関係も大きく動きだしている。先日の汪婉大使夫人の講演にもその雰囲気が滲んでいた。私は群馬県日中友好協会会長として日中の動きに強い関心をもっている。今月30日に中国大使館を訪れることが楽しみである。この雨の中で、群馬県の五葉松が一段と成長している姿が見られるだろう。

◇トランプが「真の友人」には貿易制限で柔軟性を示すと表明した。私には日本が含まれると感じられる。(読者に感謝)