人生意気に感ず「南北首脳会談の会。ひめゆり部隊を語る。9条改憲案」 | 中村紀雄オフィシャルブログ 「元 県会議員日記・人生フル回転」Powered by Ameba

人生意気に感ず「南北首脳会談の会。ひめゆり部隊を語る。9条改憲案」

◇南北首脳会談の実現が大きく報じられている。来月、軍事境界線がある板門店で。北がしたたかで大胆な手を打ってきた感じだ。北朝鮮は対話が続く限り、核ミサイル実験を再開しないと表明。更に次のような驚くべき表明が。朝鮮半島非核化の意志を示し、北朝鮮への軍事的脅威が解消され、体制の安全が保障されれば核を保有する理由がないと。

 今までの北朝鮮の約束不履行の数々を考えればにわかには信じ難い。国際的な制裁とアメリカの軍事攻撃に追い詰められた結果だと素直に受け取ってよいのか。時間稼ぎと米日韓の分断が狙いではないか。

 非核化の方向が事実とすれば日本の平和と安全にとってこんないいことはないし、トランプが点数を大きく稼ぐことになるだろう。韓国はトランプ政権に近く北との会談結果を報告するという。未だ私たち一般に報じられない重要なことがあるに違いない。ことの成り行きを注視するより他はないが、また同じことの繰り返しはうんざりである。

◇昨日は、毎週の「へいわ」の講義で、沖縄戦、特に「ひめゆり部隊」を語った。沖縄戦を今語る意義は大きいと人々の表情を見て思った。一般人を巻き込んだ正に地獄の戦場だった。その中で、純真なひめゆりのような乙女たちが暴風雨のような砲弾の中で散っていった。沖縄戦の始まりは昭和20年4月1日。アメリカは沖縄に本土攻撃の基地をつくるべく大量の兵をつぎ込んで、1・2週間で落とそうとしたが3か月もかかった。1・2週間で占領したら間違いなく本土に上陸したに違いない。壕の中で負傷した兵士を必死で看護する乙女たちの写真を見て涙する人々がいた。私たちは沖縄の悲劇を他人事のように捉えている。戦争と平和は一体不可分のものである。戦争を知らない人々が大半を占めるようになった。つかの間の平和、浮草のような平和は一瞬にして吹き飛んでしまう。ひめゆりたちの姿を、聴く人が熱い心で受け止めることが出来るように頑張った。来週は34回。専属のカメラが私の語る姿を世界に配信している。

◇自民の9条改憲案が姿を現した。2項の「戦力不保持」を維持し、自衛隊を明記する。この矛盾をどうするのか。「必要最小限の実力組織」と書き込むことで矛盾を緩和させようとしている。ひめゆりの沖縄戦、金正恩が握る核、これらが憲法9条に重なる。(読者に感謝)