人生意気に感ず「平昌の金は何を語る。群馬の森の訴訟。三碑書道展開幕す」 | 中村紀雄オフィシャルブログ 「元 県会議員日記・人生フル回転」Powered by Ameba

人生意気に感ず「平昌の金は何を語る。群馬の森の訴訟。三碑書道展開幕す」

◇「女子追い抜き」で金。その中に本県勢の佐藤選手の笑顔が輝く。北朝鮮問題で凍りついた平昌五輪を溶かす熱湯のような快挙。選手たちの頭には北朝鮮問題などないに違いない。それは、五輪とは、そしてスポーツとはこういうものだと北朝鮮に突きつけた意義がある。大沢知事は「気迫あふれる力強い滑りで堂々と戦い抜く姿に勇気づけられ、深く感動した。県民の誇りである」と述べた。県民誰もがこのように受け止めたのである。育英サッカーの快挙と共に県民に勇気と感動を与えたその効果は大きい。教育界にも良い刺激となるに違いない。

◇育英サッカー部に県民栄誉賞が贈られた。21日、県庁県民ホールで顕彰式が行われた。大沢知事は、「どんな場面でもあきらめない気迫あふれるプレーに多くの県民が感動した」と讃えた。私は育英の名誉理事を務めるが育英の長い歴史を見て来ただけに育英の快挙の重みが分かる。一校の輝きは積み重ねが非常に大切なのである。歴史が選手を鍛え育てることを感じるのである。

◇県立公園群馬の森追悼碑訴訟で前橋地裁は県の「処分」を取り消す判決を下し、県側はそれに対し控訴するかが注目されており、原告側は知事に控訴断念を求めた。問題の碑は朝鮮人労働者の追悼碑設置更新を巡るもの。この碑は県有地に建てられている。接地には期限がつけられており、原告はその更新を求め、これに対し県は不許可「処分」を下した。地裁はこの「処分」を取り消す判決を下した。県はこれに対し控訴できる。報道されている原告の要望とは、この控訴の断念を求めるものである。この群馬の森の事件は、私が県会議員時代から問題となっていた。この碑の前で朝鮮人強制労働を糾弾する政治的行事を行わないという設置時の条件に違反したことが問題となっていた。原告団団長は、この碑が朝鮮との問題に関することを挙げて「現代の上野三碑」と述べた。

◇今日、上野三碑「世界の記憶」登録記念日中書道展の開幕式が行われる。午前11時高崎シティギャラリーである。日中平和友好条約締結40周年記念事業として行われる。歴史を伝える上で三碑の意義は大きい。それを今日広める上で書道協会の役割も大きい。日中友好協会会長の私と書道協会会長新井祥碩氏が挨拶。展示されるパネルの文は私が書いた。(読者に感謝)