人生意気に感ず「大砂嵐の事故。西部氏の自殺。日中友好協会の新春パーティ」 | 中村紀雄オフィシャルブログ 「元 県会議員日記・人生フル回転」Powered by Ameba

人生意気に感ず「大砂嵐の事故。西部氏の自殺。日中友好協会の新春パーティ」

◇不祥事は不思議にも続く。大砂嵐が無免許で追突事故と報じられている。エジプト出身の力士である。相撲協会が禁じている車の運転をした上、追突事故か。アフリカ大陸初の力士として大きな注目を集めた人気力士だった。189センチ、160キロの強烈なパワー。その姿は北アフリカの砂嵐を連想させたが、土俵上でも砂嵐を巻き起こす活躍だった。

 相撲の世界にも国際化は進む。伝統の国技の世界の自動車運転はどうなっているのか。若乃花親方に関して危機管理が問題となったが、自動車運転は危機管理の重要課題。この種の問題が続かないことを祈る。

◇評論家西部(すすむ)氏が多摩川に飛び込んで死んだらしい。自殺と報じられている。反安保学生運動のリーダーの一人だった。最終的に左翼と決別し、保守の論客として知られた。78歳だった。日頃の言論と自殺行為は矛盾すると思われる。もとより自殺の決断の動機は測り知れない。三島由紀夫の自殺も理解できないままだ。西部氏は自分との闘いに敗れたのか。

◇今、22日の深夜である。夜空には星がきれいだが、低気圧が近づき、大雪となると報じている。信じられないようだ。今日は群馬県日中友好協会の新春パーティが、午後2時から行われる。日中友好条約締結40周年記念事業である。

 私は群馬県日中友好協会会長として挨拶する。この会は2013年日中関係が尖閣問題を巡り最悪時に船出した。日中の歴史は古い。今、国宝金印の真偽をめぐって議論されているが、日中の関係は、魏志倭人伝以来である。東方海中の一倭国が世界の先進国として立ち現れ、中国は世界に覇を唱えて大変化を遂げようとしている。一方で世界のリーダーアメリカは、トランプ大統領の出現によりその世界的地位は急落の危機にある。米中の間にあって、日本の役割は増々重大である。日本は紛れもなく東洋の歴史に基盤を置いているが、日本の近世、現代は西欧の価値観を追ってきた。このような国は世界に例がない。日本は漂流をやめて軸足をしっかりさせ、アメリカにも中国にも言うべきことは言える国にならねばならない。「昨日の敵は今日の友」。日中国交正常化45周年、日中友好条約40周年は、このことの意義を問う年である。今日はこのことを念頭において会長としての挨拶をしようと思う。平昌五輪が近づき世界情勢は不気味さを増す。(読者に感謝)