人生意気に感ず「大規模テロと核の恐怖。カスリーン台風と私と最近のゲリラ豪雨」 | 中村紀雄オフィシャルブログ 「元 県会議員日記・人生フル回転」Powered by Ameba

人生意気に感ず「大規模テロと核の恐怖。カスリーン台風と私と最近のゲリラ豪雨」

◇エジプトに於けるテロの死者が300人を超えた。イスラム国(IS)系の武装勢力の犯行が有力視されている。ISがやっと壊滅したかに思われたが、この勢力は世界に散って新たな戦略を展開しているらしい。

 今回のテロはエジプト北東部のシナイ半島で起きた。報道は、ISの関連組織がシナイ半島に新たな中心拠点を作る可能性があると伝える。この過激派との戦いはモグラ叩きの感がある。日本が狙われたらどうなるかと常に思う。その可能性は決して小さくない。平和ぼけし、「まさか」を意識しない日本に危機は迫る。

◇私は、ISがらみのテロが起きるたびに、この勢力が「核」を手にする悪夢を想像する。目的のために手段を選ばない人々である。彼らは喉から手が出る程に「超兵器」を望んでいるに違いない。それを阻止するために世界の秘密組織は躍起となっているが、「まさか」が現実化する危険を孕んでいることは人類の歴史が教えることである。

 かつてドイツ人が原子の秘密、核分裂を発見し世界戦争の中で原爆が誕生し、それは瞬く間に広がった。広島、長崎に落とされ、現在核の発展の先はテロ国家北朝鮮に伸び日本を脅かすに至っている。この危機は人類の危機である。核が無法の手に広がることを絶対に阻止しなければならない。第三次世界大戦が起きれば、核戦争に発展することを覚悟しなければならない。今週水曜日の「へいわ845」はこの問題意識をもって「ヒロシマ」を取り上げる。私のこの講義は今週で21回目となる。「へいわ845」WEBページはhttp://nippon-academy.ac.jp/heiwa845.html。毎週水曜日更新である。

◇カスリーン台風で思う。25日、この台風に関する70年シンポが開かれた。1947年は、私が赤城山麓の小学校に入学した年。家から宮城村小学校までの間に二つの川がある。朝、濁流は渦を巻いていた。学校は早く終わり、この川にかかる橋は落ちた。多くの犠牲者を出したカスリーンは八ツ場ダム建設の根拠ともなった。現在、カスリーンが問うものは地球規模の異常気象。歴史的、記録的というゲリラ豪雨と洪水が常態化した。私が県議の時、八ツ場ダム建設を巡り攻防があった。群馬は大丈夫という安全神話に警鐘を鳴らすのがカスリーンである。(読者に感謝)