人生意気に感ず「文春の前川氏の記事を読む。首相の国会出席は。稲田防衛相、蓮舫氏は」 | 中村紀雄オフィシャルブログ 「元 県会議員日記・人生フル回転」Powered by Ameba

人生意気に感ず「文春の前川氏の記事を読む。首相の国会出席は。稲田防衛相、蓮舫氏は」

◇文藝春秋7月号の前川前文科事務次官の手記を読んだ。国会の参考人証言を聞いた後であり、かつ安倍首相の国会出席が実現される前なので、興味が持たれたのだ。

 

 前川氏は、国内の動物の数は年々減っており獣医師が不足している実態がないのに獣医学部を新設すれば税金の無駄遣いになると述べる。また、前川氏は首相官邸に呼ばれて、和泉補佐官から獣医学部新設を「早くやってくれ、これは総理が自分の口から言えないから私が代わって言うんだ」と言われたことが耳にこびりついていると述べる。

 

◇安倍首相本人が出席して説明することになった。支持率急落で危機感を強めているに違いない。衆院が24日、参院が25日である。前川前次官、この問題のキーパーソンと言われる和泉補佐官も出席するというから面白いことになりそうだ。

 

◇稲田防衛相からは、国を守る気迫が伝わってこない。少女雑誌から抜け出してきたような雰囲気だ。こんな声が聞こえてくる。

 

 この防衛相がまた大きな失態を犯したと報じられた。南スーダン国連平和維持活動部隊の日報問題である。廃棄したとしながら実は陸上自衛隊はこれを保管していた。この保管の事実を非公表とする方針を稲田氏は了承していたというのだ。事実とすれば、防衛省の組織的隠蔽を認めたことになる。稲田氏は了承を否定した。

 

 防衛大臣の責任は今格段に重くなった。北朝鮮がミサイルを日本に向けて発射し続けている。中国の公船が日本の領海を犯している。自衛隊がこのような緊迫した状況下で国を守るためには国民の信頼を得ることが不可欠である。それは、トップに立つ防衛大臣の姿勢にかかっている。

 

 南スーダンの国連平和維持活動に参加した隊員は命がけで任務を遂行した筈である。稲田防衛相の一連の失態は自衛隊員を裏切るものである。こういう資質の人物を任命した安倍首相の責任は大きい。一強という安倍政権が自壊を始めたようだ。8月に予想される内閣改造でこの危機を乗り切れるか心配である。

 

◇民進党の蓮舫氏が二重国籍を解消して日本国政になっていたことを証明した。二重国籍の間に国政に参加した違法性を反省した。また、戸籍開示には人権侵害の懸念があったことや、家族に問題が及ぶこと、そして戸籍謄本公表が前例となることの悪影響等を心配したという。(読者に感謝)