人生意気に感ず「金正恩の贈り物。試される首相の冷静な指導力。特別警報の意味」 | 中村紀雄オフィシャルブログ 「元 県会議員日記・人生フル回転」Powered by Ameba

人生意気に感ず「金正恩の贈り物。試される首相の冷静な指導力。特別警報の意味」

◇金正恩は5日、ICBMの発射成功を7月4日のアメリカ独立記念日の「贈り物」と語った。この表現は、アメリカに対する最大の侮辱に違いない。アメリカが誇る建国の偉業に対してアメリカの存立を脅かす凶器を突きつけて、「それ、贈り物を受け取れ」と言ったのだから。北朝鮮国民の狂喜する姿が同時に報じられた。この挑戦と侮辱に対し、アメリカ国民がどう反応するか非常に興味が持たれる。アメリカの対応次第では核戦争に発展する。その時には日本と韓国は真っ先に標的にされると考えなければならない。私達は、世界戦争の瀬戸際に立たされている。

 

◇これまでも、ケネディ大統領の時にキューバ危機があった。あの時は日本から遠く離れていたことと対峙した米ソ両国が理性を有していたために危機が回避された。北朝鮮は理性と合理的判断が期待できない国であることが最大の問題なのである。

 

 一方、アメリカとて、トランプの怪しげな正体がいよいよ白日の下に晒されつつある。議会で窮地に立たされ与論の支持率は最低を示している。そんなトランプを金正恩は何も出来ないと高をくくっているのではないか。

 

 解決はロシア、中国を抜きにしては考えられない。難しい国際情勢の下で日本はどう動くべきか。冷静な情勢分析に基づく外交力こそ、今求められる最大の安全保障策である。

 

 先日の都議選の時、聴衆の「帰れ」の怒号に対し感情を剥きだしにした安倍首相を新聞は「未熟」と批判した。本当に未熟なのか首相の真の力が問われる時がきた。

 

◇逆巻く赤い濁流は映画のシーンではない。福岡県・大分県で大雨特別警報が出された。テレビは、身を守るため最善を尽くしてと訴えている。特別警報は数十年に一度の災害が差し迫った時に出される。1時間に145ミリ、数時間に500ミリ等と報じられた所がある。これだけの雨が立錐の余地なく降り、それが低い所に集まるのだから川が洪水で膨れ上がるのは当然だ。

 

「数十年に一度」が、珍しくなくなった。「異常」が「通常」になり、「数十年に一度」が「毎年」になる事態となっている。これも温暖化に伴う異変だと思う。南極の氷は溶け、海面は上昇する。地球の暴走はもはや止まらないのではないか。

 

地球は一つ。気象も一つで国境はない。人類が一つにならねば道は開けない。自国第一などと言っている時ではない。(読者に感謝)